名古屋 上の前歯3本の欠損に対して、2本のインプラントで治療を行った50歳男性|名古屋の歯医者|エデンデンタルオフィスのインプラント

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名古屋 上の前歯3本の欠損に対して、2本のインプラントで治療を行った50歳男性

  • 治療前

  • 治療後

患者背景と症例概要

名古屋でインプラント治療を検討される患者様の中には、長年使用しているブリッジに違和感や痛みが生じ、治療のやり替えを希望される方が多くいらっしゃいます。今回はインプラントで治療しましたので、インプラント治療の基本的な考え方や治療の流れについては

【名古屋のインプラント治療総合ページ】

でも詳しく解説しています。

また、前歯は奥歯のインプラントと比べても、見た目の自然さや歯ぐきの形、発音とのバランスまで含めた繊細な設計が必要です。前歯部特有の審美的ポイントについては

【前歯インプラントの見た目を自然に仕上げるために大切なこと】

でも詳しく解説しています。

今回ご紹介するのは、前歯ブリッジ部の痛みを主訴として来院された55歳男性の症例です。日常生活で噛む際の違和感が続いており、さらに口元の審美的改善も希望されていました。

口腔内を精査したところ、上顎前歯部に装着されていたブリッジの支台歯の一部に重度のむし歯が認められました。また下顎の歯にはテトラサイクリンによる変色があり、歯の色や形態の改善を希望されていました。

検査の結果、ブリッジ支台歯のうち2本は保存が困難と判断し抜歯適応となりました。

名古屋 インプラント

一方で左上2番は保存可能と診断されました。欠損となる3歯分に対し、インプラント2本を埋入し上部構造で3歯を回復する治療計画を立案しました。なお、前歯部では必ずしも欠損本数と同じ本数のインプラントを入れるわけではなく、骨の状態や咬合、審美性を考慮して設計することが重要です。

症例概要

年齢:名古屋市在住 55歳

性別:男性

主訴:前歯ブリッジの痛み

診断:支台歯の重度う蝕および前歯部審美障害

治療内容:前歯インプラント2本埋入、被せ物1本 +ベニヤ修復


初診時の診断

CTおよび口腔内診査により、ブリッジ支台歯の歯質欠損は歯肉縁下深くまで進行しており、歯槽骨近くまでむし歯が及んでいました。このため保存的治療では長期的な予後が期待できず、抜歯が必要と判断しました。

本症例では唇側骨の軽度吸収は認められたものの、水平的骨幅は約5〜6mm確保されており、骨補填処置を併用することでインプラント埋入は可能と診断しました。骨高は十分であり、上顎洞などの解剖学的制約は認められませんでした。

また、抜歯を行ったあとにどの程度骨が減るのか、いつインプラントを入れるのが望ましいのかは症例ごとに異なります。抜歯後すぐに埋入できるケースと、治癒期間を設けたほうが良いケースの違いについては

【抜歯後いつインプラントをすればいい?】

も参考になります。

今回は、骨の不足が非常に多く、抜歯後3ヶ月待ってからのインプラント埋入となりました。

咬合状態としては前歯部に側方運動時の強い接触があり、既存ブリッジに過度な負担がかかっていたと考えられました。臼歯部の咬合支持は比較的安定していましたが、前歯部の咬合誘導の不良が支台歯破折やむし歯進行の一因となった可能性があります。

治療計画と設計思想

一般的に欠損補綴の治療選択肢として

・ブリッジ

・可撤式義歯

・インプラント

があり、その3つを説明しました。

インプラントとブリッジの違いについては

→【インプラントとブリッジの違い】

で詳しく解説しています。

ブリッジによる修復では健全歯の大きな削合が必要となり、長期的には支台歯への負担増大が懸念されます。本症例では既に支台歯の破壊が進行していたため、再度ブリッジを選択することは将来的な歯の喪失リスクを高める可能性がありました。特に前歯部のブリッジやりかえでは、単に歯を入れ替えるだけでなく、残せる歯をどこまで守るかという視点が重要です。

また入れ歯との比較については

【インプラントと入れ歯の比較】

をご参照ください。

通常の義歯は取り外し可能な点が利点ですが、患者様は固定式治療を強く希望されました。審美性や発音への影響も考慮し、第一選択とはなりませんでした。

最終的に、歯を削らず欠損部のみを補綴できるインプラント治療を選択しました。

また、患者様にとって重要な判断材料の一つが費用です。前歯インプラントは見た目の再現性や仮歯調整の工程が重要になるため、奥歯とは費用構成が異なる場合があります。費用の考え方については

【インプラントの費用相場】

もご参照ください。

本症例では欠損3歯に対しインプラント3本ではなく2本埋入し、上部構造で3歯を連結する設計としました。この設計により骨量不足部位への埋入回避、咬合力分散、審美的歯肉形態の獲得が可能になります。

最初に、理想的な歯の形を患者様と確認するところから治療は始まります。実際にワックスを模型に盛って、最終的な形態を確認してから、インプラントの計画を立てます。

名古屋 インプラント

この段階がないと、後でインプラント入れた後、歯を上に作る段階になって実は本当にインプラントがあって欲しい場所にインプラントがなく、審美的や機能的に問題が出る場合があります。

そのリスクを抑えるために、しっかり最終ゴールを確認することが非常に重要になります。

その後、そのゴールを元に、インプラントの種類、位置、本数を決定していきます。

名古屋 インプラント

 

手術と治療経過

保存不可能歯の抜歯後、歯槽骨の吸収を抑える目的で骨補填材を填入しました。これによりインプラント埋入に適した骨形態の維持を図りました。

約3ヶ月後に再度CT評価を行い、ストローマン社製インプラントを2本埋入しました。インプラント手術の流れについては

【インプラント手術の流れ】

をご覧ください。

手術時間は約1時間程度で終了し、初期固定は良好でした。術後は軽度の腫脹と疼痛がみられましたが、いずれも3〜4日で改善しました。術後症状については

【インプラント後の腫れ】【インプラント後の痛み】

のページでも詳しく説明しています。

また、インプラント治療では「埋入して終わり」ではなく、仮歯の段階で歯ぐきの形や見た目、発音、清掃性を整えていくことが非常に重要です。さらに3ヶ月後、仮歯を装着し歯肉形態を調整しました。この期間に咬合や審美バランスを細かく修正し、最終補綴物の精度を高めました。

総治療期間は約8ヶ月でした。自然な見た目と機能の回復により患者様の満足度は非常に高い結果となりました。

長期管理と歯科医師の解説

インプラントは装着後の管理が重要です。当院では

・3〜6ヶ月ごとの定期検診

・咬合チェック

・専門的クリーニング

を行っています。

インプラントのメンテナンス、いかに長持ちさせるかについては

【インプラントのメンテナンス】

をご参照ください。

またインプラント周囲炎の予防も重要です。

【インプラント周囲炎を防ぐために】

 

よくある質問

Q インプラントはどのくらいもちますか

A 適切な管理により10年以上機能するケースが多くあります。より詳しくは

【インプラントの寿命はどのくらい?】

をご参照ください。

Q 治療期間はどれくらいですか

A 骨治癒期間を含め本症例では約8ヶ月でした。骨の状態や追加処置の有無によって変わります。

Q 審美的に自然になりますか

A 歯肉形態調整により天然歯に近い仕上がりが可能です。特に前歯では仮歯での微調整が重要になります。

Q 年齢的にインプラントは遅くないですか

A 55歳でインプラントを検討される方は非常に多く、年齢だけで不適応になるわけではありません。全身状態や清掃状態、噛み合わせを含めて総合的に判断します。

歯科医師コメント

前歯インプラントでは咬合設計と歯肉マネジメントが長期予後を左右します。単に欠損部にインプラントを入れるだけでなく、どの歯を残し、どの本数で支え、どのように見た目を整えるかまで含めて設計することが重要です。特に前歯部では、見た目の自然さ、清掃性、長期安定性の3つを同時に満たす設計が求められます。

治療のリスク・副作用・費用・期間

治療期間

約8ヶ月

費用

インプラント 151万円、ベニア10本 198万円

 

リスク・副作用

・術後に腫れや痛みが生じる場合があります

・骨の状態により追加処置が必要になることがあります

・長期維持には定期的なメンテナンスが重要です

・喫煙、歯周病、強い食いしばりなどは長期安定性に影響することがあります


名古屋でインプラント治療を検討されている方へ

名古屋でインプラント治療を検討されている方は、まず正確な診断と治療計画が重要です。骨の状態、噛み合わせ、見た目の設計、使用する材料、術後のメンテナンスまで総合的に考えることで、長く安定するインプラント治療につながります。

当院のインプラント治療の考え方や流れについては

【名古屋のインプラント治療総合ページ】

で詳しく解説しています。

さらに実際の治療例については

【名古屋インプラント症例集】

もご覧ください。

 

監修者情報

EDEN DENTAL OFFICE (エデン デンタル オフィス)

院長 村井亮介

名古屋中区の伏見駅から徒歩2分の「エデンデンタルオフィス」では、米国補綴専門医の資格を持つ院長が、10年、20年先を見据えた精密な治療を提供します。歯科医院特有の緊張感を和らげるため、家族のように寄り添う丁寧な対話を重視。患者様の背景や「どうなりたいか」という想いを深く汲み取り、できる限りの最高の治療クオリティーを常に心掛けております。

経歴

  • 愛知学院大学歯学部歯学科卒業
  • 大手歯科医療法人勤務
  • インディアナ大学歯学部補綴科卒業

資格

  • 米国補綴専門医

所属学会

  • 日本補綴歯科学会
  • ACP american academy of prosthodontics member
  • ITI international team
    for implntology 会員
  • AO academy of
    osseointegration 会員

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