ラミネートベニアの寿命を縮める5つの習慣|長くもたせるための置き換え方

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ラミネートベニアの寿命を縮める5つの習慣

ラミネートベニアを長くもたせるには、何に気をつければいいのか

結論から言うと、ラミネートベニアの寿命を延ばすには、毎日の5つの習慣を見直すのが近道です。縮めやすいのは、夜の歯ぎしり・食いしばり、前歯で硬いものをかじること、爪や物を噛むこと、境目の清掃不足、定期検診があくことです。どれもご自身で置き換えられるので、今日から長くもつ側に寄せられます。

ラミネートベニアの寿命を延ばす5つの習慣|名古屋エデンデンタルオフィス

この記事で分かることは、次の3つです。

  • 5つの習慣が、なぜベニアのもちに関わるのか
  • それぞれを「やめる」ではなく、何に置き換えればよいか
  • ご自身では気づきにくい変化を、どう見つけるか

ベニアの治療全体の考え方は当院のラミネートベニアについてにまとめています。この記事は、貼ったあとの過ごし方に絞ります。

まずは、思い当たるものがあるか見てください。当てはまるものが多くても、心配しすぎる必要はありません。直しやすいものから手をつければ十分です。

思い当たること まず見直すところ
朝、あごがだるい 夜の歯ぎしり・食いしばり
前歯で袋やふたを開ける 前歯の使い方
考えごと中に爪やペンを噛む 噛みたくなる場面
フロスが引っかかる 境目の清掃
最後の検診から1年以上 定期検診の予定

名古屋でこれから貼るか考えている方にも、貼ったあとの手間を知る材料として読んでいただけます。

なぜ、毎日の習慣でベニアのもちが変わるのか

ベニアは、前歯の表面に接着した薄いセラミック(=陶器のような硬い材料)です。正面から押す力には強い一方で、先端や縁に硬いものが当たると欠けることがあります。歯との境目に汚れがたまると、そこから傷みます。

ベニアの弱いところは2つあります。1つは、先端や縁にかかる横向きの力です。歯ぎしり、硬いものをかじること、爪噛みは、どれもこの力を前歯の先に集めます。もう1つは、ベニアと歯の境目です。セラミックは虫歯になりませんが、境目のすぐ外側はご自身の歯です。

もつ年数の土台は、貼るときに決まります。エナメル質(=歯の一番外側の硬い層)に貼れたベニアは、10年で約95%が残っているという報告があります。出典は Layton & Walton, 2012 の系統的レビューです。この土台を、貼ったあとに崩さないのが毎日の習慣です。

米国歯科医師会の患者向け情報でも、爪を噛むことと、硬い物をかじることを避けるよう書かれています。歯と歯の間を毎日きれいにすることも挙げられています。一方で、習慣ごとに寿命がどれだけ縮むかを示す出典のある数字は、確認できませんでした。だからこの記事では数字を使わず、仕組みと置き換え方でお伝えします。

5つの習慣を、長くもたせる側から見直す

5つの習慣と、置き換えの方向を先にまとめます。

縮めやすい習慣 長くもたせる置き換え
夜の歯ぎしり・食いしばり 夜はマウスピースで守る
前歯で硬いものをかじる 小さく切って奥歯で噛む
爪やペンを噛む 噛みたくなる場面を知る
境目の清掃不足 毛先を境目に、フロスを毎日
定期検診があく 半年に1回を先に予約

1. 夜の歯ぎしり・食いしばりは、マウスピースで守る

寝ている間の力は、ご自身で加減できません。朝のあごのだるさや、歯の先のすり減りで気づくことが多いです。夜の力からベニアを守るには、歯科で作るマウスピース(ナイトガード)が一般的な方法です。大切なのは、作ることより毎晩つけ続けることです。つけ忘れが続く場合は、合い方を見直せることがあるので、遠慮なく伝えてください。

2. 前歯で硬いものをかじらず、奥歯で噛む

前歯は、食べ物を噛み切るための歯です。すりつぶす力は、奥歯のほうが向いています。氷、硬い飴、骨付きの肉、硬いパンの耳などは、小さく切ってから奥歯で噛んでください。前歯でペットボトルのふたや袋を開けるのも、同じ理由で避けたい使い方です。

それでも、かじった拍子にベニアが外れることはあります。そのときに自分で戻さないことはラミネートベニアが取れたときの対処|やってはいけないことにまとめました。

3. 爪やペンを噛む癖は、場面から見直す

爪噛みやペン噛みは、前歯の先の一点に力をくり返しかけます。ベニアの縁が少しずつ欠ける原因になります。癖は意識だけではやめにくいものです。まず、どんな場面で噛みたくなるかを知ることから始めてください。仕事中、運転中、考えごとの最中など、場面が分かれば手元に別の物を置くといった工夫ができます。

縁が欠けてしまったときに、修理で済むか作り直しかはラミネートベニアが割れた・欠けたとき|修理できる?作り直し?で分けています。

4. 境目は、毛先とフロスで毎日きれいにする

ベニアの表面は、汚れがつきにくい材料です。汚れがたまるのは、歯ぐきに近い境目と、歯と歯の間です。歯ブラシは境目に毛先を向け、力を入れずに小刻みに動かします。歯と歯の間は、フロスを毎日通してください。硬い歯ブラシで強くこするのは、歯ぐきを傷めるので避けます。

境目の汚れや歯ぐきの変化は、見た目の変化にもつながります。年月がたったときの境目の見え方はラミネートベニアの境目が黒くなる?変色する?|10年後の見た目で説明しています。

5. 定期検診は、半年に1回を先に予約しておく

痛みがないと、検診はつい後回しになります。でも、縁の小さな欠けや境目の汚れは、ご自身では見えにくい場所に起きます。検診の帰りに次の予約を入れておくと、間があきにくくなります。当院の補綴の保証も5年で、半年に1回の定期検診が条件です。

小さいうちに見つかれば、部分的な手当てで済むことが多くなります。作り替えを先に延ばせれば、削る機会も減らせます。作り替えのときの削る量の話はラミネートベニアの作り替え|2回目で削る量はどうなるかに譲ります。

これから貼る方が知っておきたいこと

5つのうち、夜の歯ぎしり・食いしばりだけは、習慣の工夫で守り切れないことがあります。力が強く、マウスピースを毎晩続けるのが難しい方は、貼らない選択も含めて相談してください。噛み合わせが深い方も同じです。貼る前に分かっていれば、別の方法を選べます。

5つの習慣を、長くもたせる側から見直す|名古屋エデンデンタルオフィス

私は貼る前に「前歯の使い方」をうかがいます

私は米国インディアナ大学の大学院に3年間在籍し、補綴学(=歯を補う治療の学問)を学びました。その間に、治療の計画は口の中だけでなく、生活の中で歯にかかる力から考えるよう教わりました。

そのため私は、ベニアの相談で前歯の使い方をうかがうようにしています。爪や物を噛む癖はあるか。前歯で袋を開けることはあるか。朝、あごがだるいことはあるか。どれも、口の中を見るだけでは分かりにくいことです。

習慣は、貼ってから変えるより、貼る前に分かっているほうが設計に活かせます。縁をどこに置くか、噛み合わせをどう整えるかを、その方の使い方に合わせて決められるからです。名古屋で相談を受けるときも、色や形の話の前に、この話を少しだけさせていただいています。

名古屋・伏見でベニアを長くもたせる相談をするなら

ご自身の状況を、3つに分けて考えてみてください。

  • 貼らなくてよい・他の方法が先:これから貼る方で、気になるのが歯の色だけなら、ホワイトニングが先です。貼らなければ、この記事の手入れも要りません。
  • 相談して決める:すでに貼っていて、すり減りや境目の汚れ、フロスの引っかかりが気になる。検診があいている。様子見より相談のほうが、小さい手当てで済む段階で見つけられます。
  • 貼らないほうがいい可能性が高い:これから貼る方で、強い歯ぎしり・食いしばりがあり、夜の対策を続けにくい。噛み合わせが深い。長くもたせる前提が崩れやすいからです。

どの場合も、一度削った歯は元に戻りません。そのため、貼ったあとは長くもたせることが作り替えを減らすことにつながります。

もつ年数と全体の流れはラミネートベニアの寿命|何年もつか・取れたら・割れたら【完全ガイド】で整理しています。

ラミネートベニアを長くもたせるための相談の3分岐|名古屋エデンデンタルオフィス

当院での進め方

  1. 気になっていることと、前歯の使い方や癖をうかがう
  2. 検査(CT・口腔内スキャナー)で、歯・歯ぐき・噛み合わせを確認
  3. 削る量と残せるエナメル質、長くもたせるための注意点をご説明
  4. これから貼る方は、試適で色と形を確認
  5. 費用・期間・主なリスクに加え、検診の時期もあわせてご提示

まずは、この記事の5つのうち、できるものから見直してください。そのうえで、検診があいている方や気になる変化がある方は、早めに無料相談へお越しください。貼っていない方は、貼らないという結論でも構いません。

地下鉄伏見駅6番出口から徒歩2分。名古屋市内・愛知県内から通われる方も多くいらっしゃいます。治療の内容と進め方はラミネートベニア治療のご案内(名古屋・伏見)をご覧ください。

よくあるご質問

ラミネートベニアを長持ちさせるには、何がいちばん大事ですか?

1つに絞るなら、夜の歯ぎしり・食いしばりへの対策です。ご自身で加減できない力だからです。そのうえで、境目の清掃と半年に1回の定期検診を続けてください。どれか1つより、5つを少しずつそろえるほうが長くもちます。

ベニアを貼った歯で、硬いものは食べられませんか?

食べられないわけではありません。前歯で噛み切らず、小さく切って奥歯で噛めば、多くの食べ物は楽しめます。氷や硬い飴をかじる癖がある方は、その癖だけ見直してください。

歯ブラシや歯磨き粉は、変えたほうがいいですか?

硬い歯ブラシを使っている方は、やわらかめから普通の硬さに変えることをお勧めします。歯磨き粉は、粒の粗い研磨剤が多いものを避ければ、ふだんのもので構いません。検診のときに、今お使いのものをお伝えいただければ確認します。

※お口の状態には個人差があり、適した治療や結果は人によって異なります。

※ラミネートベニアは歯を削る処置を含むことがあり、削った歯を元に戻すことはできません。検査・診断のうえ、費用・期間・主なリスクをまとめてご説明します。

監修者情報

EDEN DENTAL OFFICE (エデン デンタル オフィス)

院長 村井亮介

名古屋中区の伏見駅から徒歩2分の「エデンデンタルオフィス」では、米国補綴専門医の資格を持つ院長が、10年、20年先を見据えた精密な治療を提供します。歯科医院特有の緊張感を和らげるため、家族のように寄り添う丁寧な対話を重視。患者様の背景や「どうなりたいか」という想いを深く汲み取り、できる限りの最高の治療クオリティーを常に心掛けております。

経歴

  • 愛知学院大学歯学部歯学科卒業
  • 大手歯科医療法人勤務
  • インディアナ大学歯学部補綴科卒業

資格

  • 米国補綴専門医

所属学会

  • 日本補綴歯科学会
  • ACP american academy of prosthodontics member
  • ITI international team
    for implantology 会員
  • AO academy of
    osseointegration 会員

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