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家族に相談できないまま、決められないとき

言い出しにくい理由は、だいたい3つです

計画書を持ち帰ったまま、何ヶ月も動けない。理由が費用そのものではなく、「家族にどう話せばいいか分からない」ことにある方は、少なくありません。

自分の歯にこれだけかける、と言い出しにくい。今まで放っておいたことを責められそうで怖い。そもそも、なぜこの金額なのかを自分でも説明できない。

この記事は、その状態を整理するためのものです。説得の仕方ではなく、話すための材料をそろえる話として読んでください。

言い出しにくい理由は、だいたい3つです

  • 金額そのもの:家計の中で、自分だけに使う額として大きすぎると感じる
  • これまでの経緯:通わなかったこと、放っておいたことを責められそう
  • 説明できない:なぜこの治療が必要なのか、自分の言葉で言えない

3つめが片づくと、1つめと2つめも話しやすくなります。順番としては、まず「なぜ必要か」を自分が分かることからです。

一人で決めなくて構いません

そして、一人で説明しようとしなくても構いません。ご家族と一緒に説明を聞いていただけます。当院では、ご家族の同席を歓迎しています。Zoomでの同席も可能です。

家族に話すときに、手元にあると進む5つの材料

ご家族に話すとき、手元にあると話が進む材料を5つ挙げます。どれも、こちらからお出しできるものです。

① 歯を3つに分けた表

何か:1本ずつ「残せる」「条件つきで残せる」「残せない」に仕分けた表です

なぜ効くか:「全部やり直す」ではなく「この歯とこの歯が限界」という話に変わります。範囲が具体的になると、金額の根拠も見えます

話し方の例:「奥のこの2本がもう支えられていなくて、そこを直さないと前歯にも負担がかかる、と言われた」

② 今やらなかった場合にどうなるか

何か:放置した場合の見通しです。何年後に何が起きうるか

なぜ効くか:費用の話は「今いくら払うか」だけだと高く見えます。「今やらないと、あとでもっとかかる」という比較があると、判断材料になります

注意:脅すための材料ではありません。実際に起きうることだけを書きます

③ 分けて進める場合のプラン

何か:範囲を絞ったプラン、段階に分けたプランです

なぜ効くか:「今すぐ全額」ではないと分かると、話の温度が変わります。まず急ぐところだけ、という選択肢を最初に示せます

話し方の例:「全部だとこの金額だけど、急ぐのはこの範囲で、まずはここからでもいいと言われている」

④ 期間と通院の見通し

何か:何ヶ月かかるか、月に何回通うか

なぜ効くか:ご家族が気にされるのは、費用だけではありません。「毎週いなくなるのか」「送迎が必要か」といった生活面の心配があります

あるとよい情報:腫れる可能性のある処置がいつ頃かも書いておくと、予定を合わせやすくなります

⑤ 治療のあとに続くこと

何か:メンテナンスの頻度と、その費用です

なぜ効くか:「入れて終わり」ではないことを、先に共有しておくほうが揉めません。あとから「そんな話は聞いていない」となるのを防げます

正直に:年に何回、いくらかかるのかを、最初に書いておきます

この5つがそろっていれば、ご家族への説明はほぼ用意できています。足りないものがあれば、遠慮なく「これを紙でください」と言ってください。

返ってきやすい言葉と、その受け方

ご家族から返ってきやすい言葉と、それにどう答えるか。実際によく聞くものを挙げます。

「保険じゃだめなの?」

保険でできる治療はあります。ただし、保険には使える材料と方法の決まりがあります。全体の噛み合わせを設計し直す、という考え方そのものが保険の枠にありません。

大事なのは、保険でどこまでできるのかを聞いておくことです。「保険だとこうなります、自費だとこうなります」を並べて出してもらえば、比べられます。当院でも両方お出しします。

「もっと安いところがあるんじゃない?」

あります。そして、それが悪い選択とは限りません。

比べるときに見ていただきたいのは、金額だけでなく「何が含まれているか」です。仮歯の費用、検査の費用、途中で必要になる処置、保証、メンテナンス。これらが含まれているかどうかで、総額はかなり変わります。

他院の見積もりと当院の計画を並べて見る、という使い方もできます。セカンドオピニオン外来(5,500円・税込)でお受けしています。

初診で何をするかは、以下の記事で詳しく解説しています。

当院でしていること|名古屋の臨床から

当院で、ご家族に関してしていることを書きます。

ご家族の同席を歓迎しています

説明の場に、ご家族がご一緒でも構いません。むしろ、そのほうが話が早く進みます。伝言だと、どうしても抜け落ちます。

半個室ですので、周りの目を気にせずお話しいただけます。遠方のご家族には、Zoomでの同席もご用意しています。予約のときに「家族も一緒に聞きたい」とお伝えください。

説明は書面でお渡しします

口頭だけの説明はしません。歯を3つに分けた表、プラン、費用、期間、諦めることになる点。すべて紙でお渡しします。持ち帰って、ご家族と読んでいただくためです。

その場で決めていただく必要はありません。何ヶ月か考えて、また来られる方もいます。

「相談だけ」で来ていただけます

治療を受けることを前提にしないご相談を、無料でお受けしています。Zoomでの相談もできます。まず情報だけ持ち帰って、家で話す。この使い方をされる方は多いです。

ご家族から相談される場合もあります

「親の歯が心配だが、本人が行きたがらない」というご相談もいただきます。この場合、まずご家族だけで話を聞きに来ていただくこともできます。

ご本人を無理に連れてくる必要はありません。どう声をかければ角が立たないか、というところから一緒に考えます。

名古屋・伏見駅から徒歩2分の当院は完全予約制・半個室で、無料相談とZoom相談をご用意しています。治療を受けることを前提にしないセカンドオピニオン外来(5,500円・税込)もあります。

入れたあとの違和感については、以下の記事にまとめています。

まとめ|一人で決めなくて構いません|よくあるご質問

要点は3つです。

第一に、言い出しにくい理由の多くは「説明できない」ことです。なぜこの治療が必要かを自分の言葉で言えるようになると、金額の話もしやすくなります。

第二に、材料は5つそろえてください。歯を3つに分けた表、今やらない場合の見通し、分けて進めるプラン、期間と通院、治療後に続くこと。すべて紙でもらえます。

第三に、一人で説明しようとしなくて構いません。ご家族と一緒に説明を聞いていただけます。Zoomでの同席もできます。伝言より確実です。

名古屋・伏見駅から徒歩2分の当院は完全予約制・半個室で、無料相談とZoom相談をご用意しています。治療を受けることを前提にしないセカンドオピニオン外来(5,500円・税込)もあります。

費用がかさむときの進め方は、以下の記事で詳しく解説しています。

期間と通院の見通しは、以下の記事にまとめています。

よくあるご質問

Q1. 家族と一緒に説明を聞けますか。
できます。半個室のスペースでご説明しますので、周りの目を気にせずお話しいただけます。遠方のご家族にはZoomでの同席もご用意しています。予約のときにお伝えください。

Q2. 説明は紙でもらえますか。
お渡しします。歯を3つに分けた表、プラン、費用、期間、そして諦めることになる点まで書面にします。持ち帰ってご家族と読んでいただくためのものです。

Q3. その場で決めなければいけませんか。
いいえ。何ヶ月か考えてから、また来られる方もいます。急ぐ処置がある場合はそこだけお伝えしますが、全体の判断を急がせることはしません。

Q4. 相談だけで行ってもいいですか。
構いません。治療を前提にしないご相談を無料でお受けしています。Zoomでの相談もできます。

Q5. 親のことで相談したいのですが、本人が行きたがりません。
ご家族だけで話を聞きに来ていただけます。どう声をかければ角が立たないか、というところから一緒に考えます。無理に連れてくる必要はありません。

監修者情報

EDEN DENTAL OFFICE (エデン デンタル オフィス)

院長 村井亮介

名古屋中区の伏見駅から徒歩2分の「エデンデンタルオフィス」では、米国補綴専門医の資格を持つ院長が、10年、20年先を見据えた精密な治療を提供します。歯科医院特有の緊張感を和らげるため、家族のように寄り添う丁寧な対話を重視。患者様の背景や「どうなりたいか」という想いを深く汲み取り、できる限りの最高の治療クオリティーを常に心掛けております。

経歴

  • 愛知学院大学歯学部歯学科卒業
  • 大手歯科医療法人勤務
  • インディアナ大学歯学部補綴科卒業

資格

  • 米国補綴専門医

所属学会

  • 日本補綴歯科学会
  • ACP american academy of prosthodontics member
  • ITI international team
    for implantology 会員
  • AO academy of
    osseointegration 会員

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