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オーバーデンチャーの作り替え・修理はどうする|名古屋・伏見の補綴専門医

「どこで起きているか」を分けると、何を替えて何を残すかが決まります

結論から言うと、インプラントで留めるオーバーデンチャーが緩んだり割れたりしたときは、トラブルがどこで起きているかを分けて考えます。入れ歯側の部品、インプラント側の土台、入れ歯の内側の合い、入れ歯そのもの、インプラントの5か所です。

留め具は、使ううちにすり減る部品で、交換していくことを前提にした部品です。緩んだことは、故障や治療の失敗とは限りません。インプラントに問題がなければ、入れ歯部分だけを作り替えて、今のインプラントを使い続けられる場合があります。

「前より外れやすくなった」「入れ歯だけ作り直せる?」。名古屋でも、こうしたご相談をいただきます。オーバーデンチャーの修理と作り替えの考え方を整理します。

この記事で分かること。

  • トラブルが起きる5つの場所と、それぞれの対応
  • 留め具の緩みが、どれくらい起きるか
  • 入れ歯部分だけを作り替えるときに見ること

入れ歯治療の全体像は、以下のページにまとめています。

まず、今の状態を確かめてください

状態 目安
割れた・部品が外れた その日のうちにご相談を
前より外れやすい 早めにご相談を
修理を繰り返している 作り替えも含めて相談を

トラブルは、5つの場所に分けて考える

起きている場所 主な対応
入れ歯側の部品(キャップ) 部品の交換
インプラント側の土台 土台の交換
入れ歯の内側の合い 裏打ち
入れ歯そのもの 修理か作り替え
インプラント 診査と治療

トラブルが起きる5つの場所と対応|名古屋エデンデンタルオフィス

図:トラブルが起きる5つの場所と対応

部品の交換や裏打ちは、手術を伴わないことが多い

入れ歯側の部品や土台の交換、裏打ち、入れ歯部分の作り替えは、基本的にインプラントの手術を伴いません。インプラントそのものや、周りの歯ぐきに問題がある場合は、別に考えます。

割れたら、接着剤を使わずに持ってくる

入れ歯が割れたり、受け皿の部品が外れたりしたときは、ご自分で接着剤を使わないでください。合わせ目がずれて、修理が難しくなることがあります。取れた部品も捨てずに、一緒にお持ちください。

その日に対応できるかは、壊れ方による

部品の種類や在庫、壊れ方によって、その日のうちに対応できる場合と、お預かりになる場合があります。入れ歯一般の修理は、以下の記事で書いています。

留め具の緩みは、珍しいことではない

研究で多く報告されている合併症

インプラント治療の合併症を文献からまとめたレビューでは、オーバーデンチャーで頻度の高い合併症が報告されています。

合併症 平均の発生率
留め具の緩み 33%
裏打ちが必要になった 19%
留め具の部品の破損 16%

オーバーデンチャーで多い合併症|名古屋エデンデンタルオフィス

図:オーバーデンチャーで多い合併症

同じグループの2018年の更新レビューでも、オーバーデンチャーは、補綴装置の中で合併症の種類が最も多く、発生率も最も高いとされています。最も多いのは調整でした。

部品は、使ううちにすり減る

ロケーターという留め具を使う16人を調べた研究では、ほぼすべての入れ歯側の樹脂部品と、インプラント側の土台にすり減りが見られました。研究では、定期的なメンテナンスが必要になることを、治療前に話し合っておくべきとされています。

年数がたつと、部品の交換が増える

49論文の系統的レビューでは、上下のあごとも、5年以降に入れ歯側の部品の交換が増えました。留め具の種類が結果に与える影響は小さい、とまとめられています。

私は、緩んだら「部品→土台→内側の合い→インプラント」の順に見ます

オーバーデンチャーが緩んだというご相談で、私が大切にしているのは、部品だけを強くして終わりにしないことです。

キャップのすり減りだけなら、交換で済みます。キャップを替えてもすぐ緩むときは、土台のすり減りや、入れ歯の沈み込みを確かめます。あごの骨がやせて入れ歯が沈むと、留め具に余計な力がかかるためです。

入れ歯が揺れたまま部品だけを強くすると、インプラントへの負担や、部品の消耗が増えると考えています。

技工の手で見る、「割れる場所」

技工を自分の手で行ってきたので、オーバーデンチャーの入れ歯は、受け皿を埋め込んだ周りで床が薄くなりやすいことを知っています。

  • 割れ目をつなぐだけでなく、厚みと補強を見る
  • 割れた理由(内側の合い・噛み合わせ)を確かめる
  • そのうえで、修理か作り替えかを決める

金属で補強したタイプは、金属の部分の裏打ちが基本的にできません。合わなさが大きければ、作り替えで考えます。

入れ歯部分だけを作り替えるときに見ること

入れ歯部分を作り替えるときは、インプラントの位置と向き、周りの歯ぐき、土台の高さとすり減りを先に確かめます。部品の種類(メーカーや規格)が分かるかも大切です。

そのうえで、型取り材での型取りで、インプラントの位置を正確に写し取ります。作り替えの間、今の入れ歯をどう使うかも一緒に計画します。

他院で入れたインプラントの場合

他院で入れたオーバーデンチャーは、まず部品の種類を確かめるところから始めます。治療を受けた医院の記録があれば、お持ちください。

お手入れと交換の目安はインプラントオーバーデンチャーのメンテナンス|名古屋で長く安定して使うためにで書いています。今の入れ歯を活かすには今の入れ歯はインプラントオーバーデンチャーに活かせる?|名古屋で判断するポイントをご覧ください。

仕組みの全体像はインプラントオーバーデンチャーとは|入れ歯をインプラントで支える仕組みを整理で書いています。向いている方はインプラントオーバーデンチャーが向いている方・向かない方|名古屋で適応を整理するをご覧ください。

本数の考え方はインプラントオーバーデンチャーは何本必要?、下あごの設計は下顎2本のインプラントで入れ歯を固定する標準設計で書いています。

磁石で留める方法はマグネット(磁石)で固定する入れ歯とは、費用は名古屋のインプラントオーバーデンチャーの費用相場と内訳|何にいくらかかるのかを整理するをご覧ください。

オールオン4と比べたい方は、以下の記事もご覧ください。

名古屋・伏見で「オーバーデンチャーの修理・作り替え」を相談するなら

部品だけを替え続けて原因を確かめないと、インプラントや周りの骨に負担がかかることがあります。様子見より相談を先にしていただければ、何を替えて、何を残せるかをお伝えできます。

当院での進め方は、留め具の部品、インプラント側の土台、入れ歯の内側の合いと噛み合わせ、インプラントの周りの歯ぐきを確認するところからです。そのうえで、部品の交換、裏打ち、修理、入れ歯部分の作り替えのどれが合うかをご説明し、見積りは治療前にご提示します。

地下鉄伏見駅6番出口から徒歩2分です。名古屋市内・愛知県内から通われる方が多くいらっしゃいます。

よくあるご質問

キャップを替えても、すぐ緩むのはなぜですか?

インプラント側の土台がすり減っていたり、入れ歯が沈んで留め具に余計な力がかかっていたりすることがあります。部品だけでなく、土台と入れ歯の内側の合いを確かめます。

入れ歯だけ作り直して、インプラントはそのまま使えますか?

インプラントと周りの歯ぐきに問題がなければ、入れ歯部分の作り替えで今のインプラントを使い続けられる場合があります。

他院で入れたインプラントの入れ歯も、診てもらえますか?

まず部品の種類(メーカーや規格)を確かめてから、対応を考えます。治療を受けた医院の記録があれば、お持ちください。

※お口の状態には個人差があり、適した治療や結果は人によって異なります。

検査・診断のうえ、費用・期間・主なリスクをまとめてご説明します。

監修者情報

EDEN DENTAL OFFICE (エデン デンタル オフィス)

院長 村井亮介

名古屋中区の伏見駅から徒歩2分の「エデンデンタルオフィス」では、米国補綴専門医の資格を持つ院長が、10年、20年先を見据えた精密な治療を提供します。歯科医院特有の緊張感を和らげるため、家族のように寄り添う丁寧な対話を重視。患者様の背景や「どうなりたいか」という想いを深く汲み取り、できる限りの最高の治療クオリティーを常に心掛けております。

経歴

  • 愛知学院大学歯学部歯学科卒業
  • 大手歯科医療法人勤務
  • インディアナ大学歯学部補綴科卒業

資格

  • 米国補綴専門医

所属学会

  • 日本補綴歯科学会
  • ACP american academy of prosthodontics member
  • ITI international team
    for implantology 会員
  • AO academy of
    osseointegration 会員

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