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定期検診で入れ歯の何を見ているか|名古屋・伏見の補綴専門医

困っていなくても、入れ歯の下では変化が進んでいます

結論から言うと、入れ歯に問題を感じていなくても定期検診に行く理由は、あごの骨のやせや人工歯のすり減りが、痛みが出ないまま少しずつ進むからです。検診では、この「気づかないうちの変化」を早めに見つけて、調整や裏打ちで合わせ直します。

日本補綴歯科学会のガイドラインにも、同じ考え方が示されています。あごの骨の吸収や噛み合わせの変化は本人が気づかないうちにも進行するため、定期的に検診することが望ましいとされています。

「入れ歯は特に困っていないから、何年も歯医者に行っていない」。名古屋でも、こうした方が、検診で入れ歯の下の大きなすき間に気づくことがあります。検診で何を見ているかを整理します。

この記事で分かること。

  • 入れ歯の検診で確認している5つのこと
  • 検診の間隔の考え方
  • 検診で変化が見つかったときの対応

入れ歯治療の全体像は、以下のページにまとめています。

まず、今の状態を確かめてください

状態 目安
1年以上検診を受けていない 一度ご相談を
外れやすくなった・当たる 早めにご相談を
支えの歯がしみる・揺れる 早めにご相談を

入れ歯の下では、あごの骨が少しずつやせていきます

歯を失ったあとのあごの骨は、年月とともに少しずつ吸収されます。日本補綴歯科学会の指針でも、合いのよい入れ歯でも、年月とともに合わなくなるとされています。

総入れ歯の方を7年間追った研究では、下あごの前歯部分の骨の高さが平均6.6mm減り、上あごの約4倍だったと報告されています。

進む変化 放っておくと起こりやすいこと
あごの骨がやせる すき間ができて外れやすい
人工歯がすり減る 噛み合わせが低くなる
支えの歯が揺れる バネの歯に負担が集中

これらは、多くの場合、痛みが出ないまま進みます。気づいたときには、裏打ちでは合わせきれないほど変化していることもあります。

裏打ちで合わせ直せるのは、変化が小さいうちです。人工歯のすり減りや噛み合わせのずれまで進むと、裏打ちだけでは足りず、作り直しを考えることになります。検診は、入れ歯をできるだけ長く使い続けるための点検です。

検診で確認していることは、5つです

入れ歯の検診では、入れ歯そのものと、お口の中の両方を見ます。米国補綴歯科学会の指針でも、入れ歯の合いと働き、粘膜の異常、骨の吸収などを点検することが推奨されています。

検診で見ること 確かめる内容
入れ歯の合い 内面と歯ぐきのすき間
噛み合わせ 人工歯のすり減り・左右差
バネと支えの歯 揺れ・むし歯・歯ぐき
粘膜 赤み・傷・当たり
清掃の状態 汚れ・ヒビ・変色

入れ歯の定期検診で確認する5つのこと|名古屋エデンデンタルオフィス

図:入れ歯の検診で確認する5つのこと

検診の流れ

検診は、おおむね次の順で進めます。

  • 前回からの変化や、気になっていることを伺う
  • 入れ歯を外し、汚れ・ヒビ・すり減りを見る
  • 口の中の粘膜と、支えの歯を確かめる
  • 入れ歯を入れて、合いと噛み合わせを見る
  • 必要に応じて、調整・研磨・清掃を行う

「最近、硬い物を避けている」「夜に外すと楽になる」といった小さな変化も、検診の大切な手がかりになります。思い当たることがあれば、メモしてお持ちください。

部分入れ歯は、支えの歯の検診がより大切

部分入れ歯では、バネをかけた歯が入れ歯を支えています。学会誌の解説では、支えの歯は年数がたつと揺れなどのトラブルが増えるとされ、検診のたびに揺れの程度や骨の状態を確かめることが勧められています。

部分入れ歯1,893個を分析した研究では、メインテナンスに多く通った方ほど、入れ歯が長く使えていたと報告されています。

検診の間隔は、入れ歯と歯の状態で決めます

米国補綴歯科学会の指針では、入れ歯を使う方は年1回、歯科医院で点検を受けることが推奨されています。日本の学会のガイドラインは、間隔の数字までは示していません。

入れ歯・お口の状態 間隔の考え方
総入れ歯で安定している 年1回以上を目安に
部分入れ歯 支えの歯の状態で短めに
作ったばかり 落ち着くまで短めに
歯周病がある 歯の管理と合わせて短めに

入れ歯の検診の間隔の考え方|名古屋エデンデンタルオフィス

図:検診の間隔の考え方

私は、「合っているか」を内面で見ます

技工を自分の手で行ってきたので、入れ歯の内面と歯ぐきのすき間は、目で見ただけでは分からないことを知っています。検診では、すき間を確かめる材料を使って、どこにどれだけすき間ができているかを見ます。

すき間が出ていれば、内面を合わせ直す裏打ちで対応できるかを判断します。人工歯のすり減りで噛み合わせが低くなっていれば、削って合わせるか、人工歯を足すかを考えます。部分入れ歯で支えの歯の揺れが増えていれば、バネを締める前に、入れ歯が沈んで歯をこじっていないかを疑います。

検診で見つかった変化は、その場で調整できることもあれば、裏打ちや修理のために入れ歯をお預かりすることもあります。どちらになるかは、変化の大きさを見てご説明します。

保険では、入れ歯の調整や指導を、月1回まで行える項目が設けられています。

内面を合わせ直す方法はリベース(裏打ち)とは|受ける日の流れと、その後の手入れで書いています。割れたときは入れ歯の修理|割れた・欠けた・バネが折れたをご覧ください。

入れ歯の下の赤みは入れ歯と口腔カンジダ|粘膜のケア、ぬめりや臭いは入れ歯のぬめり・臭いの原因と対策をご覧ください。

洗浄剤の選び方は入れ歯洗浄剤の選び方と正しい使い方で整理しています。避けたい手入れは入れ歯にやってはいけないお手入れを参考にしてください。

保管は入れ歯ケースと保管方法、色の変化は入れ歯の変色・着色を防ぐにはで整理しています。外出先では旅行・入院時の入れ歯管理で書いています。

名古屋・伏見で「入れ歯の検診」を相談するなら

困っていないまま何年もたつと、入れ歯の下のすき間が大きくなり、裏打ちでは合わせきれなくなることがあります。様子見より相談を先にしていただければ、今の入れ歯で合わせ直せる段階かどうかをお伝えできます。

当院での進め方は、入れ歯の合い、噛み合わせ、支えの歯、粘膜、清掃の状態を順に確認するところからです。そのうえで、調整や裏打ちで対応できるか、次回の検診の間隔をどうするかをご説明します。他院で作った入れ歯でも、まずはお持ちください。

地下鉄伏見駅6番出口から徒歩2分です。名古屋市内・愛知県内から通われる方が多くいらっしゃいます。

よくあるご質問

痛くなくても、入れ歯の検診は必要ですか?

あごの骨のやせや人工歯のすり減りは、痛みが出ないまま少しずつ進むことがあります。早めに見つければ、調整や裏打ちで合わせ直せることがあるため、困っていなくても定期的な点検をお勧めしています。

何か月ごとに検診を受ければいいですか?

米国の学会の指針では年1回の点検が推奨されています。部分入れ歯の方、作ったばかりの方、歯周病がある方は、それより短い間隔が必要なこともあるため、お口の状態を見てご相談します。

検診で合わないと言われたら、作り直しになりますか?

すき間の程度や噛み合わせの崩れ方によって変わります。内面を合わせ直す裏打ちや、噛み合わせの調整で対応できることもあります。変化が大きい場合は、作り直しも含めてご説明します。

※お口の状態には個人差があり、適した治療や結果は人によって異なります。

検査・診断のうえ、費用・期間・主なリスクをまとめてご説明します。

監修者情報

EDEN DENTAL OFFICE (エデン デンタル オフィス)

院長 村井亮介

名古屋中区の伏見駅から徒歩2分の「エデンデンタルオフィス」では、米国補綴専門医の資格を持つ院長が、10年、20年先を見据えた精密な治療を提供します。歯科医院特有の緊張感を和らげるため、家族のように寄り添う丁寧な対話を重視。患者様の背景や「どうなりたいか」という想いを深く汲み取り、できる限りの最高の治療クオリティーを常に心掛けております。

経歴

  • 愛知学院大学歯学部歯学科卒業
  • 大手歯科医療法人勤務
  • インディアナ大学歯学部補綴科卒業

資格

  • 米国補綴専門医

所属学会

  • 日本補綴歯科学会
  • ACP american academy of prosthodontics member
  • ITI international team
    for implantology 会員
  • AO academy of
    osseointegration 会員

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