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笑うとバネ(金具)が見えるのが嫌な方の選択肢|名古屋・伏見の補綴専門医

まず、「どの歯のバネが見えているか」を確かめます

結論から言うと、笑うとバネ(金具)が見えるときは、まずどの歯の、バネのどの部分が、どんな表情で見えているかを確かめます。見えているバネが分かれば、位置・向き・形・素材・支え方のどれを変えるかを選べます。

ノンクラスプデンチャー(樹脂で支える部分入れ歯)は、その選択肢の一つです。日本補綴歯科学会の見解では、見える位置に金属のバネが来ることを受け入れにくい場合に、金属の骨組みをもつ設計が推奨されています。

「笑うと銀色の金具が見えて、人前で笑いにくい」「写真を撮られるのが嫌」。名古屋でも、こうしたご相談をいただきます。バネの見え方を変える方法と、選ぶときの注意点を整理します。

この記事で分かること。

  • 見えているバネの確かめ方
  • バネの見え方を変える方法
  • 見た目と支え方の両立の考え方

入れ歯治療の全体像は、以下のページにまとめています。

まず、今の状態を確かめてください

状態 目安
笑うとバネが見える どの歯のバネか確認を
バネの歯がしみる・揺れる 見た目より先に歯の確認を
作り直しの時期が近い 設計の段階でご相談を

見えているバネは、どこか

「バネが見える」といっても、どの歯の、どの部分かで、取れる方法が変わります。

見えている所 考えられる方向
犬歯の表側の腕 向きや形を変える
奥の歯の上を回る部分 位置や近づけ方を変える
笑うと歯ぐきまで見える 形の選び方に注意

見えている所と考えられる方向|名古屋エデンデンタルオフィス

図:見えている所と考えられる方向

会話・笑顔・大きく開けたときを分けて見る

同じバネでも、話しているときは見えず、笑ったときだけ見えることがあります。表情ごとに見え方を確かめると、「見えて困るバネ」を1本ずつ特定できます。

見え方を伝えるときの、ちょっとした工夫

ご自宅で、鏡の前で話したり笑ったりして、どこが見えるかを確かめておくと、相談のときに伝えやすくなります。気になる場面の写真があれば、お持ちください。

バネを自分で曲げないでください

見えないようにと、バネをご自分で曲げると、入れ歯が浮いたり、支えの歯を傷めたりします。気になるときは、曲げずにそのままお持ちください。

バネの見え方を変える方法

方法 見えにくさの理由
歯ぐき側から近づける 歯の陰に隠しやすい
奥側から回す 前から見えにくい
内側(舌側)に置く 表に金属が出ない
白いバネにする 歯の色に近い
バネを使わない固定 金属の露出が少ない

バネの見え方を変える方法|名古屋エデンデンタルオフィス

図:バネの見え方を変える方法

バネの位置と向きを変える

審美的なバネの設計を調べた文献レビューでは、歯ぐき側から近づくバネは、歯の奥の側に隠しやすいとされています。奥側から近づくバネは、手前から近づくものより見えにくいとされています。

一方で、歯ぐき側から近づく形の一部は、笑うと歯ぐきまで大きく見える方には向かないとされています。見え方は、笑ったときの唇の位置でも変わります。

白いバネ(樹脂のバネ)の利点と注意点

同じレビューでは、歯の色の樹脂のバネは、見た目の受け入れやすさが最大の利点とされています。一方で、太くなりやすい、調整しにくい、金属より変形しやすいといった性質も報告されています。長期の研究は、まだ十分ではありません。

ノンクラスプは、選択肢の一つ

日本補綴歯科学会の見解では、ノンクラスプの設計も、金属のバネの部分入れ歯の設計原則に沿うべきとされています。金属の骨組みのない設計は、特別な場合を除いて、最終の入れ歯としては推奨できないともされています。

学会誌の論文では、外から見えにくい奥の歯には、できれば金属のバネを使うべきとされています。歯の半分以上を樹脂が覆うようなら、ノンクラスプの利点があるとは言えない、とも書かれています。

バネを使わない固定方法もある

日本歯科医学会の資料では、磁石を使う入れ歯は、バネの入れ歯に比べて金属色の露出が少ないとされています。歯の根に処置が必要になるなど、条件があります。

私は、「見えるところだけ変え、見えないところは金属で支える」と考えます

バネが見えるというご相談で、私が大切にしているのは、見た目のために、入れ歯の支え方を崩さないことです。

技工を自分の手で行ってきたので、同じバネでも、歯ぐき側から来るか、奥から回るか、内側に置くかで、表に出る金属の量が変わることを知っています。

  • 前方の見えるバネだけ、形や素材を変える
  • 見えにくい奥の歯は、金属のバネで支える
  • 噛む力を受ける小さな金属の支えは残す

全部を樹脂にすれば、見た目はそろいます。ただ、歯にかぶさる樹脂が増え、汚れやたわみの問題が出やすくなります。どこまで樹脂にするかは、歯ごとに決めます。

バネを動かすと、支えの歯への力も変わる

バネを見えない位置へ逃がすと、支えの歯への力のかかり方や、入れ歯の動き方も変わります。見えにくさは、支え・安定・歯を守ることが成り立つ範囲の中で詰めていきます。

バネの位置で解決できないときは、バネを使わない固定方法や、固定式の歯への切り替えも含めて、残っている歯の状態から並べ直します。型取りは、スキャンより型取り材での型取りを基本にしています。

ノンクラスプの弱点はノンクラスプデンチャーのデメリットと寿命|正直に解説で書いています。向かない方の条件はノンクラスプデンチャーが向かないケースをご覧ください。

保険の部分入れ歯との違いはノンクラスプと保険の部分入れ歯の比較で書いています。金属と組み合わせる設計は金属床と組み合わせるノンクラスプという設計をご覧ください。

前歯の見た目は前歯を失ったとき|見た目重視の選択肢、費用はノンクラスプデンチャー|バネが目立たない入れ歯の費用とデメリット【完全ガイド】で整理しています。

修理や調整はノンクラスプデンチャーの修理・調整はできる?で書いています。最終の入れ歯として勧められた方は、以下の記事もご覧ください。

名古屋・伏見で「バネが見える入れ歯」を相談するなら

見た目だけを理由に設計を変えると、支えの歯に負担がかかり、歯を早く失うことにつながる場合があります。様子見より相談を先にしていただければ、どのバネを、どう変えられるかをお伝えできます。

当院での進め方は、会話や笑顔のときのバネの見え方、支えの歯の状態、今の入れ歯の合いと噛み合わせを確認するところからです。そのうえで、位置や形を変えるか、白いバネやノンクラスプにするか、別の固定方法も考えるかを、利点と注意点を並べてご説明します。

地下鉄伏見駅6番出口から徒歩2分です。名古屋市内・愛知県内から通われる方が多くいらっしゃいます。

よくあるご質問

今の入れ歯のバネだけを、白くできますか?

入れ歯の設計によります。バネだけを付け替えられない場合も多いため、作り直しの時期と合わせて考えることが多くなります。今の入れ歯を拝見してご説明します。

ノンクラスプにすれば、バネの悩みは解決しますか?

ノンクラスプは選択肢の一つです。見えにくい奥の歯は金属のバネで支えたほうがよい場合もあり、歯ごとにどこまで樹脂にするかを決めます。

磁石の入れ歯なら、バネは見えませんか?

バネの入れ歯に比べて金属色の露出は少ないとされています。歯の根の処置が必要になるなど条件があり、反対側にバネを置く設計になる場合もあります。

※お口の状態には個人差があり、適した治療や結果は人によって異なります。

検査・診断のうえ、費用・期間・主なリスクをまとめてご説明します。

監修者情報

EDEN DENTAL OFFICE (エデン デンタル オフィス)

院長 村井亮介

名古屋中区の伏見駅から徒歩2分の「エデンデンタルオフィス」では、米国補綴専門医の資格を持つ院長が、10年、20年先を見据えた精密な治療を提供します。歯科医院特有の緊張感を和らげるため、家族のように寄り添う丁寧な対話を重視。患者様の背景や「どうなりたいか」という想いを深く汲み取り、できる限りの最高の治療クオリティーを常に心掛けております。

経歴

  • 愛知学院大学歯学部歯学科卒業
  • 大手歯科医療法人勤務
  • インディアナ大学歯学部補綴科卒業

資格

  • 米国補綴専門医

所属学会

  • 日本補綴歯科学会
  • ACP american academy of prosthodontics member
  • ITI international team
    for implantology 会員
  • AO academy of
    osseointegration 会員

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