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【完全マップ】名古屋のオールオン4|費用・治療の流れ・名駅アクセス

オールオン4の治療の流れを理解することは、納得して治療を選ぶための第一歩

名古屋でオールオン4を検討するとき、最初に知るべき全体像

名古屋でオールオン4(All-on-4)を検討している方にとって、最初に知っておくべきことは「治療の全体像」です。

オールオン4は、片顎4本のインプラントで固定式の歯を支える治療法です。当日に仮歯が入ることが大きな特徴として知られていますが、実際には初診相談から最終補綴の装着まで、複数の段階を経て進みます。歯がほとんどない方に対しては、非常に費用対効果の高い治療になります。歯がない人の治療については、 名古屋で歯がほとんどない方への治療法 のページでまとめています。

治療の流れを正しく理解することで、次のような判断ができるようになります。

  • 自分の状態でオールオン4が適応になるのか
  • 治療期間がどれくらいかかるのか
  • 通院の負担はどの程度なのか
  • 費用と治療の段階がどう対応しているのか
  • 当日仮歯が可能なケースなのか

名古屋でオールオン4治療を提供している歯科医院は複数ありますが、医院ごとに診断の深さや設計の考え方は異なります。流れを理解しておくと、医院選びの基準も明確になります。

では、その「診断の深さや設計の考え方」を、患者さんの立場からどう見分ければよいのか。ランキングや広告では判断できない部分を、名古屋でオールオン4の医院を選ぶ5つの基準|「おすすめ」を探す前に確認したいことで5つの具体的なチェックポイントに落とし込んで解説しています。医院を比較する段階の方は、こちらを先にお読みいただくと軸が定まります。

この記事では、初診相談から最終補綴、そして治療期間や通院回数まで、オールオン4治療の全工程を整理します。読み終えたときに、自分が今どの段階を検討すべきかが見えるように構成しました。

オールオン4治療の全体構造|初診から最終補綴までの流れ

費用の目安と、金額差が生まれる理由

名古屋でオールオン4にかかる費用の目安と、金額差が生まれる理由

オールオン4の基本的な治療内容、料金、保証、相談の流れを先に確認したい方は、総合ページで全体像を整理しています。費用だけでなく、どのような方に向いている治療かもあわせて確認できます。
オールオン4の総合案内・料金

インプラント費用は、手術費だけでなく、診断・上部構造・仮歯・メンテナンス・追加処置まで含めて見る必要があります。名古屋でのインプラント費用の内訳を詳しく知りたい方は、こちらで整理しています。
名古屋のインプラント費用の内訳

オールオン4を検討される方が最初に気にされるのが費用です。名古屋でも医院によって金額に幅がありますが、当院での費用の目安は片顎あたり330万円〜(税込・自由診療)です。これは「診断用のCT・シミュレーション」「4本のインプラント埋入手術」「当日装着する仮歯」「数か月後に作製する最終補綴」までを含めた総額の考え方です。

金額に差が出る主な理由は3つあります。1つ目は使用するインプラントと補綴材料の違い、2つ目は診断・設計にどれだけ時間をかけるか、3つ目は術後のメインテナンス体制です。オールオン4は「入れて終わり」ではなく、10年・20年と使い続けるための設計と管理が費用の中身を左右します。当院では米国補綴専門医の院長が、なぜその費用になるのかを治療前にお伝えし、ご納得のうえで進めていただくことを大切にしています。安さだけで選ぶと、後年のやり直しでかえって負担が増える場合もあるため、費用は「総額」と「長期の見通し」の両面で比較していただくことをおすすめします。医療費控除の対象となる場合もあるため、詳しくはご相談ください。

オールオン4の治療は、大きく分けて以下の段階で進みます。それぞれの段階に明確な目的があり、順を追って進めることで長期的に安定した結果につながります。

1. 初診相談(カウンセリング)

最初の段階では、患者さんの希望、現在の口腔内の状態、全身疾患の有無、生活背景などを丁寧に聞き取ります。

ここでは「治療の選択肢を一緒に考える時間」と捉えるのが適切です。いきなりオールオン4に決めるのではなく、総入れ歯やブリッジを含めた他の選択肢との比較も行います。

初診相談で具体的にどのような確認が行われるかについては、名古屋でオールオン4の初診相談を受ける前に知っておきたいことで詳しく解説しています。

2. CT検査と診断

この初診相談から手術当日までのあいだに、抜歯・仮歯の準備がどの順番で進むのかを時系列で知っておくと、生活の予定が立てやすくなります。抜歯から仮歯までの流れを時系列で解説|名古屋でオールオン4を検討する方へで、当日までの各ステップと所要時間をまとめています。

次に、CT検査で骨の量・質・位置、神経や上顎洞との距離を立体的に把握します。

レントゲン(2次元)では見えない情報がCT(3次元)で明らかになります。具体的には以下のような情報です。

  • 骨の高さと幅
  • 骨密度
  • 下顎管(神経が通る管)の位置
  • 上顎洞の形状
  • 既存の歯や歯根の状態

CT検査で何が分かるか、なぜ重要なのかについては、名古屋オールオン4のCT検査で分かることでまとめています。

3. 治療計画の立案

診断結果をもとに、治療計画を立てます。オールオン4の治療計画では、補綴主導の考え方が重要になります。

補綴主導とは、最終的にどのような歯(補綴物)を入れるかをまず設計し、その設計に合わせてインプラントの本数・位置・角度を決める考え方です。補綴主導のオールオン4の考え方については、補綴主導のオールオン4について にまとめています。

「骨があるから、そこにインプラントを入れる」のではなく、「最終的にこういう歯にしたいから、ここにインプラントを入れる」という設計思想です。

治療計画がどのように決まるかについては、名古屋オールオン4の治療計画の立て方で整理しています。

4. 抜歯・インプラント埋入・仮歯装着(手術日)

治療計画が確定したら、手術日を迎えます。残っている歯がある場合は抜歯し、同日にインプラントを4本埋入、条件が整えば当日仮歯を装着します。

手術日の流れを時系列で理解したい方は、名古屋オールオン4の抜歯から仮歯までの流れを参考にしてください。

ただし、当日に仮歯が入るかどうかは、術前の診断段階である程度予測でき、最終的に術中の固定の強さで判断します。詳しくは名古屋オールオン4の当日仮歯が可能かどうかの判断基準で解説しています。

5. 治癒期間

インプラントが骨と結合する期間です。一般的に3〜6か月程度を見込みます。

この期間中は仮歯で生活しますが、過度な咬合負担を避けるなど、いくつかの注意点があります。治癒期間の過ごし方については名古屋オールオン4の治癒期間中の注意点で詳しくまとめました。

6. 最終補綴の製作と装着

治癒が確認できたら、最終補綴(最終的な歯)の製作に入ります。仮歯で使用感を確認しながら、咬合・審美・発音を整え、最終補綴に反映させます。

最終補綴が入るまでの仕上げ段階については、名古屋オールオン4の最終補綴の仕上げ段階で解説しています。

7. メインテナンス

最終補綴装着後も、定期的なメインテナンスが長期安定の鍵となります。通常3〜6か月ごとのチェックが推奨されます。

なお、治療全体の通院回数や治療期間は症例によって異なります。通院回数の目安は名古屋オールオン4の通院回数の目安、治療期間が症例で異なる理由はオールオン4の治療期間が症例で違う理由で整理しています。

短期間で治療を完結させたいと考えている方は、名古屋で短期間のオールオン4治療を考えるときの注意点も合わせてお読みください。

名古屋駅・名駅・栄からのアクセスと、遠方の方の通院スケジュール

当院は名古屋市中区栄1-4-8、伏見駅6番出口から徒歩2分に位置します。名古屋駅(名駅)からは地下鉄東山線で伏見駅まで1駅・約2分と近く、名古屋駅周辺・栄エリアからも通いやすい立地です。オールオン4は治療期間の目安が36か月で、手術当日を含め複数回のご来院が必要になりますが、通院のペースは診断・手術・仮歯調整・最終補綴・メインテナンスと段階ごとに整理してお伝えします。手術当日は麻酔の影響でお車の運転ができないため、公共交通機関でお越しいただけるアクセスの良さは実際的なメリットです。お仕事帰りやお住まいの場所に合わせて、無理のない通院計画を一緒に立てられますので、名古屋駅・名駅方面からお越しの方もお気軽にご相談ください。

期間の目安を、段階ごとの数字で示します。あくまで標準的なケースの目安で、骨の状態や全身の条件で前後します。

  • 初診・精密検査・治療計画:2〜4週間(1〜2回の来院)。CT撮影、口腔内スキャン、噛み合わせの資料採得、計画のご説明
  • 手術と当日仮歯:1日(片顎あたり2〜3時間程度)。骨の固定が条件を満たせば当日に固定式の仮歯が入ります
  • 治癒期間(骨との結合を待つ):下顎で約2〜3ヶ月、上顎で約3〜6ヶ月。この間は1〜2回の経過確認で、仮歯で生活していただきます
  • 最終補綴(本番の歯を作る):1〜2ヶ月(型取り・試適・装着で2〜3回)
  • 合計:おおむね4〜8ヶ月・通院6〜10回程度。骨造成を併用する場合はこれに数ヶ月加わります

ここで押さえていただきたいのは、この期間の大半は「待ち時間」ではなく「確かめる時間」だということです。治癒期間中の仮歯は、噛み合わせ・発音・清掃のしやすさを実生活で検証するためのもので、その結果を最終補綴の設計に反映させます。期間を極端に短縮する計画は、この検証の工程を省いていないかを確認する価値があります。

栄・矢場町・金山方面からの通院と、手術当日の過ごし方

名古屋駅・名駅方面からのアクセスは前述のとおりですが、栄・矢場町・金山方面からお越しの方についても補足します。当院がある名古屋市中区栄1-4-8は、地下鉄鶴舞線・東山線の伏見駅6番出口から徒歩2分です。栄駅からは東山線で1駅、矢場町からは徒歩でも15分ほど、金山からは名城線と鶴舞線を乗り継いで10分前後と、中区・熱田区・昭和区方面からも移動の負担が小さい位置にあります。オールオン4は治療期間の目安が4〜8か月、通院が6〜10回程度に及ぶため、1回あたりの移動時間の差が、最終的な負担の差として積み上がります。医院を比較される際は、費用や設備だけでなく「最後まで無理なく通えるか」も判断材料に加えていただくと、治療の途中で通院が途切れるリスクを減らせます。

手術当日の過ごし方も、あらかじめ知っておくと予定が立てやすくなります。片顎の場合、ご来院から退出までの目安は3〜4時間程度です。標準的な配分は、術前の準備と麻酔で30〜40分、抜歯とインプラントの埋入で1時間半〜2時間、当日仮歯の調整と装着で1時間前後、術後のご説明と投薬で20分ほどです。上下顎を同日に行う場合は、これより長い時間がかかります。

注意していただきたいのは帰宅手段です。当日は静脈内鎮静法を併用することがあり、その場合は薬剤の影響が数時間残るため、お車・自転車でのご帰宅はできません。ご家族の付き添い、またはタクシーや公共交通機関でのご帰宅をお願いしています。伏見駅から徒歩2分という立地は、この「当日は運転できない」という制約と相性がよく、栄・名駅方面にお住まいの方であれば、地下鉄1駅でご自宅まで戻っていただけます。また、翌日から数日は腫れが出ることが多いため、可能であればお仕事の予定を調整しておかれると安心です。遠方からお越しの方には、手術当日のみ近隣に宿泊し、翌日の消毒を済ませてからお帰りいただく組み立てをご提案する場合もあります。

栄・名駅・金山から通う場合の、通院1回あたりの実所要時間

「栄でオールオン4」「名駅でオールオン4」と地域名で探される方の多くは、治療そのものより先に「最後まで通い続けられるか」を気にされています。オールオン4は通院が6〜10回に及ぶため、1回あたりの往復時間が積み上がると、治療の途中で通院が途切れる原因になります。当院(名古屋市中区栄1-4-8、地下鉄伏見駅6番出口から徒歩2分)を例に、移動時間の実際を分単位でお示しします。

  • 栄駅から:地下鉄東山線で伏見駅まで1駅・約2分。6番出口から当院まで徒歩2分です。改札での移動を含めて、駅を出てからおおむね8〜10分とお考えください。
  • 名古屋駅(名駅)から:東山線で伏見駅まで1駅・約3分。乗り換えなしで、同じく8〜10分です。JR・名鉄・近鉄をご利用の方も、名古屋駅で東山線に乗り換えるだけで到着します。
  • 金山から:名城線で上前津、鶴舞線に乗り継いで伏見まで、乗り換え1回でおおむね10〜12分です。
  • 矢場町・大須方面から:徒歩でも15分前後、地下鉄なら乗り換え1回で10分弱です。

これを通院回数に掛けると、負担の全体像が見えます。栄・名駅からお越しの場合、片道の移動が10分前後ですので往復20分。通院8回でも、移動に費やす時間の合計は3時間弱という計算になります。一方、お車で片道30〜40分かかる立地を選ばれた場合、同じ8回で往復8〜10時間。この差は、治療を最後まで続けられるかどうかに直接効いてきます。

もう一点、地域で医院をお探しの方に申し上げておきたいのは、手術当日は原則としてお車でお帰りいただけないということです。静脈内鎮静法を併用した場合、薬剤の影響が数時間残ります。地下鉄1駅の距離であれば、ご家族の付き添いがない場合でも公共交通機関でお戻りいただけます。「栄・名駅から1駅」という条件は、この日の帰宅手段の現実的な選択肢を増やすという意味を持っています。アクセスの詳細はアクセス・初診の流れをご覧ください。

名古屋でオールオン4の見積もりを比べるとき、金額のどこを見るか

栄・名駅・伏見のエリアには自由診療でオールオン4を扱う医院が複数あり、2〜3院で見積もりを取ってから決められる方が少なくありません。ところが、提示される金額は含まれている範囲がそろっていないため、数字だけを横に並べても比較になりません。並べる前に、次の6項目が総額に入っているかをご確認ください。

  1. 診断(CT撮影・口腔内スキャン・咬合の資料採得):別途請求になっている場合、数万円が後から加わります。
  2. 抜歯の費用:残っている歯の本数によって変わります。1本あたりで加算される形式か、総額に含まれるかを確認します。
  3. 当日の仮歯:オールオン4の仮歯は固定式で、通常の仮歯とは製作の手間が異なります。含まれていないことがあります。
  4. 最終補綴の素材:同じ「オールオン4」でも、上部構造がレジン系かジルコニア系かで金額と耐久性が変わります。素材名が書かれていない見積もりは、この部分がまだ確定していません。
  5. 骨造成が必要になった場合の追加額:CTを撮る前の概算見積もりでは、ここが未確定のまま提示されることがあります。上限の目安を先に伺っておきます。
  6. 保証の年数と、その適用条件:年数だけでなく、定期メインテナンスの継続が条件か、破損時の自己負担がどうなるかまで書面で確認します。

当院の片顎330万円〜(税込・自由診療)は、上記のうち1〜4を含んだ総額の考え方です。5は症例により変動するため、CT診断のうえで別途お示しします。6は10年保証で、定期メインテナンスの継続を条件としています。確定した金額は料金表に、治療の全体像は名駅から1駅のオールオン4|エデンデンタルオフィスに掲載しています。

金額を比べるときに、もうひとつ見ていただきたいのが「当日仮歯の可否を、誰が、いつ判断するか」です。当日仮歯は術中の初期固定で最終判断するものですので、術前の見積もりの段階で「当日必ず入る」と確約されている場合は、その根拠を確認する価値があります。安い・高いより先に、この判断の手順を説明できるかどうかに、設計の丁寧さが表れます。医院ごとの設計思想の見分け方は名古屋でオールオン4の医院を選ぶ5つの基準で整理しています。

オールオン4治療の流れを理解する上での注意点と限界

誤解されやすい点|「当日仮歯=治療完了」ではありません

治療の流れを知ることは大切ですが、いくつか誤解されやすい点があります。

「当日仮歯=治療完了」ではない

「1日で歯が入る」という言葉から、当日仮歯=最終ゴールと考えてしまう方がいます。

しかし、当日装着されるのはあくまで仮歯です。最終補綴は、骨とインプラントが結合した後に製作されます。当日仮歯はゴールではなく、治療の通過点という理解が正確です。

全員が当日仮歯を装着できるわけではない

当日仮歯の装着は、術中のインプラント固定の強さ(初期固定)に左右されます。

骨密度が低い、抜歯部位の骨が薄い、咬合力が強いなどの条件では、当日仮歯ではなく、一定期間後に仮歯を装着するケースもあります。これは医学的に妥当な判断であり、無理に当日仮歯を入れることが必ずしも患者さんの利益にはなりません。

治療期間は症例ごとに異なる

一般的に「3〜6か月」と説明されますが、実際には以下の要素で前後します。

  • 骨の量と質
  • 残存歯の状態
  • 全身疾患(糖尿病・骨粗鬆症など)の有無
  • 喫煙習慣
  • 咬合力の強さ
  • 上顎か下顎か

「最短でいつ終わるか」ではなく、「自分の状態でどの程度かかりそうか」を診断段階で確認することが現実的です。

通院回数は「短ければ良い」わけではない

通院回数が少ない=効率的な治療、と捉えるのは正しくありません。

仮歯で生活する期間中の調整、咬合の確認、清掃状態のチェックなど、長期安定のために必要な通院があります。回数の少なさだけで医院を選ぶと、確認すべき工程が省かれている場合があります。

医療広告上の注意

「絶対に成功する」「100%安全」といった表現は、医療広告ガイドライン上適切ではなく、医学的にも正確ではありません。インプラント治療には個人差があり、どの段階でも丁寧な診断と判断が必要です。

名駅・中村区エリアから通われる方へ、通院の組み立て方も補足します。当院は伏見駅6番出口から徒歩2分。名古屋駅からは地下鉄東山線で1駅・約2分で、中村区・西区・北区方面からも乗り換えなしで来院いただけます。上記のとおり通院は合計6〜10回程度で、うち長時間を要するのは手術日と最終補綴の試適・装着のみ。それ以外の経過確認は短時間で終わることが多いため、お仕事帰りや外出のついでに組み込みやすい構成です。愛知県外や遠方の方には、初回のZoom相談で来院回数を圧縮するご提案もしています。

診断と設計が治療の流れを左右する

臨床現場で重視している「診断中心主義」

ここでは、私自身が補綴専門医として臨床現場で重視している点をお伝えします。

米国補綴トレーニングで学んだ「診断中心主義」

私はアメリカで補綴専門医のトレーニングを受けました。日本と米国の歯科治療の最大の違いの一つが、診断にかける時間と密度です。

米国の補綴教育では、治療を始める前の診断段階で多くの時間を費やします。咬合分析、顔貌分析、発音分析、骨の三次元評価、生活背景のヒアリングなど、複数の視点から患者さんを理解した上で、ようやく治療計画に入ります。

「とりあえずインプラントを入れて、後で考える」という発想は、米国の補綴教育では推奨されません。最終補綴のゴールから逆算して、インプラントの位置・角度・本数を決める。これが補綴主導の考え方です。

オールオン4は、まさにこの補綴主導の思想が強く反映される治療です。インプラントを4本に減らす設計は、補綴のゴールが明確でなければ成立しません。

再治療症例から学ぶ「初診と診断の重要性」

長年診療を続ける中で、他院で治療を受けた方の再治療を依頼されるケースもあります。

そうした症例で共通して感じるのは、「初診と診断の段階で、もう少し時間をかけていれば防げたのではないか」という点です。

たとえば以下のような事例です。

  • CTで上顎洞の形状を確認していれば、別の設計が選べた症例
  • 咬合分析が不十分で、最終補綴が早期に破損した症例
  • 患者さんの生活背景(職業上の咬合力負荷など)が考慮されていない症例

これらは、技術的な問題というより、診断と設計の段階で整理しきれなかったケースが多いと感じます。

そのため、Eden Dental Officeでは、初診相談とCT診断、治療計画の立案に十分な時間をかけることを治療プロセスの中心に据えています。流れ作業ではなく、一人ひとりの状態を見極めた上で進めることが、長期安定につながると考えています。

名古屋という地域の特性

名古屋(栄・伏見・愛知県中区)には、長年咬合に負担をかけてきた方、複数の歯科治療を経験してきた方が多くいらっしゃいます。

こうした方々のオールオン4治療では、過去の治療歴を読み解き、なぜ今の状態になったのかを理解した上で設計することが重要です。同じ失敗を繰り返さないための設計は、診断の深さに比例します。

治療の流れを理解することで、納得できる判断ができる

症例と、判断のポイント

名古屋でオールオン4を選ばれた方の症例と、判断のポイント

当院では、長年入れ歯が合わずお困りだった方や、多くの歯を失って咀嚼にお悩みだった方がオールオン4を選択されています。総入れ歯が合わない、外れる、噛みにくいと感じている方は、まず総入れ歯とオールオン4で何が違うのかを整理しておくと判断しやすくなります。固定式にすることで変わる点、反対に注意すべき点はこちらで詳しくまとめています。
総入れ歯とオールオン4の違いを整理する

実際にオールオン4を選ばれた方の治療前後や、治療期間・費用・診断のポイントを確認したい方は、症例ページも参考になります。
オールオン4を選ばれた方の症例を見る

症例を見る際は、ご自身と近い「失った歯の本数・部位」「骨の状態」のケースを参考にされると、治療後のイメージが掴みやすくなります。判断に迷われる場合は、CT診断のうえで「そもそもオールオン4が適しているか」からご説明しますので、他の治療法との比較を含めてご相談ください。特に、他院で「骨が少ないので難しい」と言われた方は、通常のインプラントとオールオン4で設計の考え方が異なる場合があります。骨の量が不安な方は、こちらも判断材料になります。
骨が少ないと言われた方のオールオン4

名古屋でオールオン4を検討する際、治療の流れを理解することは、医院選びと自分の判断のための土台になります。

流れを知ることで得られるものは次のとおりです。

  • 自分が今どの段階の検討をしているのかが分かる
  • 各段階で何を確認すべきかが整理できる
  • 医院ごとの説明の深さを比較できる
  • 期間・通院・費用の見通しが立つ
  • 「当日歯が入る」の意味を正確に理解できる

オールオン4は、多数歯欠損や歯がボロボロの状態、総入れ歯から固定式の歯への移行を検討している方にとって、有力な選択肢の一つです。一方で、治療の流れには複数の段階があり、各段階での診断と判断が長期安定を左右します。

オールオン4と総入れ歯の違いについては、オールオン4と総入れ歯の違い で説明しています。

「早く終わらせること」よりも「正しい順序で進めること」を優先することが、結果的に納得できる治療につながります。

よくあるご質問(Q&A)

Q1. オールオン4の治療は、初診から最終補綴まで全部でどれくらいかかりますか? A. 一般的には3〜6か月程度を見込みますが、骨の状態、全身疾患、咬合条件などで前後します。短期間で完結することを最優先にするのではなく、自分の状態でどの程度かかるかを診断段階で確認することをお勧めします。

Q2. 当日仮歯が入るかどうかは、いつ分かりますか? A. 術前の診断段階である程度予測できますが、最終的な判断は手術中のインプラント固定の強さ(初期固定)で決まります。骨の状態が良好で、初期固定が十分得られれば、当日仮歯が可能です。条件が満たされない場合は、安全のために時間をおいてから仮歯を装着します。

Q3. 通院回数が少ない医院の方が良いのでしょうか? A. 通院回数が少ないことだけを判断基準にするのは適切ではありません。仮歯期間中の調整、咬合チェック、清掃状態の確認など、長期安定のために必要な通院があります。回数ではなく、各段階で何を確認するかを比較することが大切です。

Q4. 治療の流れの中で、最も時間をかけるべき段階はどこですか? A. 個人的な臨床経験からは、初診相談・CT診断・治療計画立案の3つの段階だと感じています。ここで設計を誤ると、その後のすべての工程に影響します。手術や補綴製作の技術と同じくらい、診断と設計の時間が重要です。

Q5. 治療途中で、計画が変わることはありますか? A. あります。CT診断後、治療計画の段階で、最初の予定とは異なる設計に変更することもあります。患者さんの状態を正確に把握した結果として計画を調整することは、無理に当初計画を貫くよりも、結果的に安全で安定した治療につながります。


オールオン4治療は、複数の段階を経て進む治療です。名古屋でインプラント治療全般を検討している方は、オールオン4を含めた治療選択肢の全体像を整理しておくと、判断がしやすくなります。オールオン4治療の種類や考え方をより広く知りたい方は、名古屋のオールオン4治療を総合的に考えるで全体像をまとめていますので、合わせてご覧ください。

気になるテーマから読み進められるように整理しました。ご自身の状況に近い項目からご覧ください。

治療の流れ・期間について

そのほか

Q6. 仕事を休まずに治療を進められますか?
A. 手術日は麻酔と術後の安静を考えてお休みをいただくことをおすすめしますが、それ以外の通院は短時間で終わる回が多く、平日夕方や土曜での調整も可能です。治療期間中も当日仮歯で見た目と食事が確保されるため、生活を止めずに進めていただけます。

Q7. 治療期間が「4〜8ヶ月」と幅があるのはなぜですか?
A. 最も差が出るのは治癒期間です。骨が硬い下顎は約2〜3ヶ月で結合が安定する一方、骨が柔らかいことの多い上顎では約3〜6ヶ月を見ます。加えて、抜歯や骨造成の有無、喫煙などのリスク因子でも変わります。当院では結合の状態を数値(安定指数)で確認してから次の段階に進むため、「予定どおり」ではなく「準備が整ったら」進める考え方をとっています。

Q8. 他院で「全部抜いてオールオン4」と言われました。この流れで進めて問題ないでしょうか?
A. 治療の流れそのものより先に、まず適応の判断が妥当かを確認されることをおすすめします。抜歯は元に戻せない処置であり、残せる可能性のある歯が計画に含まれている場合、抜歯前と抜歯後では選択肢の幅がまったく異なるためです。判断の分かれ目と代替案はオールオン4のセカンドオピニオン|抜歯前に確認したいことで整理しています。

なお、このページは名駅・栄からの通院を含めた「治療の流れ」を時系列でまとめたものです。オールオン4の適応条件・他の治療との比較・料金の全体像については、名駅から1駅のオールオン4|エデンデンタルオフィスで詳しく解説していますので、治療そのものを検討される方はあわせてご覧ください。

費用面をより詳しく比較検討したい方は、名古屋オールオン4費用相場の完全ガイドと、当院の確定料金を掲載した料金表をあわせてご覧ください。

多数の歯を失った場合の3つの選択肢を、費用・通院回数・期間で並べて比較する

「名古屋 オールオン4」と検索される方の多くは、まだオールオン4に決めているわけではなく、他の治療法と迷っている段階です。判断の材料として、多くの歯を失った場合の代表的な3つの選択肢を、同じ物差しで並べておきます。いずれも当院での目安であり、お口の状態や必要な処置の範囲によって前後します。

  • 保険の総入れ歯:自己負担の目安は片顎1万円台(3割負担の場合)、通院4〜6回、期間1〜2か月。取り外し式で、噛む力は天然の歯に比べて弱くなりますが、費用の制約が大きい場合の現実的な選択肢です。
  • インプラント義歯(少数のインプラントで入れ歯を安定させる方式):片顎100万円台から、通院6〜8回、期間4〜6か月。取り外し式のまま安定性を高める方式で、ご自身での清掃は比較的容易です。
  • オールオン4:片顎330万円〜(税込・自由診療)、通院6〜10回、期間4〜8か月。固定式で取り外しの必要がなく、噛み心地は天然の歯に最も近づきますが、費用と定期管理の負担は3つのなかで最も大きくなります。

この3つは優劣の順位ではありません。費用・噛み心地・清掃のしやすさ・管理の手間のうち、どれを優先するかという選択です。たとえば、費用を最優先されるなら保険の総入れ歯から始めて、後年に条件が整った段階でインプラント義歯へ移行するという段階的な進め方もあります。逆に、人前で話す機会が多く取り外しに抵抗が強い方にとっては、固定式であることの価値が費用差を上回ることもあります。

ご自身の条件に照らして3つを比較したい方は多数歯欠損の治療法を比較|名古屋で入れ歯・インプラントを選ぶ前にを、医院ごとの設計思想の違いを見分けたい方は名古屋でオールオン4の医院を選ぶ5つの基準を、治療後に長く使い続けるための設計の考え方は名古屋オールオン4|「入れる治療」から「使い続ける治療」へをあわせてご覧ください。

オールオン4の適応・費用・通院の実際は、以下のページで総合的にご説明しています。

オールオン4が向いている方・慎重に検討したほうがよい方

オールオン4はすべての方に適した治療ではありません。当院では初診時に、以下の観点から適応を判断しています。

向いている可能性が高い方

  • 残っている歯の多くが、保存が難しい状態にある方
  • 総入れ歯が合わず、噛めない・外れる・痛みが続いている方
  • 1本ずつインプラントを入れると本数・費用・期間の負担が大きくなる方
  • 他院で「骨が足りない」と言われたが、骨量のある部位を選んで埋入できる可能性が残っている方
  • 固定式で、取り外しの手間なく使いたい方

慎重な検討が必要な方

  • まだ保存できる歯が多く残っている方(抜歯の必要性から再検討します)
  • 糖尿病のコントロールが不良な方、骨吸収抑制薬を使用中の方
  • 喫煙本数が多い方(インプラント周囲炎や骨結合不良のリスクが上がります)
  • 定期的なメインテナンスに通うことが難しい方
  • 顎の骨の状態によっては、骨造成の併用や別の治療法が適する場合があります

適応の判断にはCTによる立体的な診断が必要です。当院ではこのCT精密診断を無料で行っています。「自分は該当するのか」を知る目的だけのご相談でも構いません。

オールオン4のよくあるご質問

Q. 手術は何時間かかりますか。
片顎で3〜4時間程度が目安です。抜歯を同時に行う場合や骨造成を併用する場合は、さらに時間がかかります。当日の流れと所要時間は、治療計画のご説明時に具体的にお伝えします。

Q. 手術当日から普通に食事ができますか。
できません。当日にお入れするのは仮歯で、見た目と最低限の機能を回復するためのものです。骨と結合するまでの数か月間は、硬いものを避けた食事制限が必要です。「当日から何でも噛める」という説明は正確ではありません。

Q. 骨が少ないと言われましたが、受けられますか。
可能な場合があります。オールオン4は骨量の保たれている部位を選んで4〜6本を配置する設計のため、通常のインプラントで「骨が足りない」とされた方でも適応となることがあります。ただし全員が該当するわけではなく、CTでの評価が必要です。

Q. 総入れ歯と、どちらがよいですか。
噛む力・安定性・清掃のしやすさ・費用・体への負担が異なり、どちらが優れているとは一概に言えません。総入れ歯で問題なく過ごせている方に、あえてオールオン4をお勧めすることはありません。

Q. 何年くらいもちますか。
設計とメインテナンス次第です。清掃性を考えた上部構造の形態と、力の分散を考えた咬合設計ができていれば、20年以上使い続けることも十分に可能です。逆に設計が不十分だと、3〜5年で上部構造の破損やインプラント周囲炎が起こることがあります。当院では10年保証を設けていますが、適用には定期メインテナンスの継続などの条件があります。

Q. 費用の分割はできますか。
金利・手数料の追加負担がない院内分割(36回まで)と、提携金融機関のデンタルローンに対応しています。自由診療のため医療費控除の対象にもなります。片顎330万円の場合、年収500万円の方でおよそ60〜90万円の還付が見込まれます。

Q. 他院で入れたオールオン4のメインテナンスや、不具合の相談もできますか。
承っています。上部構造の破損、インプラント周囲炎、噛み合わせの違和感などのご相談を多くいただいています。まず現状を確認したうえで、対応できる範囲と難しい範囲を正直にお伝えします。

Q. 手術後、どのくらいで仕事に戻れますか。
腫れや内出血には個人差があり、数日から1週間ほど続くことがあります。人前に出るご予定がある場合は、日程を調整して手術日を決めることをお勧めしています。

治療に伴うリスク・副作用

オールオン4は外科手術を伴う自由診療(保険適用外)です。片顎3,300,000円(税込)〜。以下のリスクを事前に必ずご説明します。

  • 術後に腫れ・内出血・痛みが生じることがあります
  • まれに神経の損傷による知覚異常、上顎洞への影響が起こる可能性があります
  • 顎の骨の状態によっては骨造成が必要となり、費用と期間が変わります
  • 喫煙・糖尿病等の全身状態によっては適応とならない場合があります
  • 清掃が不十分な場合、インプラント周囲炎により骨が失われることがあります
  • 治療結果には個人差があり、すべての方に同じ結果をお約束するものではありません

監修者情報

EDEN DENTAL OFFICE (エデン デンタル オフィス)

院長 村井亮介

名古屋中区の伏見駅から徒歩2分の「エデンデンタルオフィス」では、米国補綴専門医の資格を持つ院長が、10年、20年先を見据えた精密な治療を提供します。歯科医院特有の緊張感を和らげるため、家族のように寄り添う丁寧な対話を重視。患者様の背景や「どうなりたいか」という想いを深く汲み取り、できる限りの最高の治療クオリティーを常に心掛けております。

経歴

  • 愛知学院大学歯学部歯学科卒業
  • 大手歯科医療法人勤務
  • インディアナ大学歯学部補綴科卒業

資格

  • 米国補綴専門医

所属学会

  • 日本補綴歯科学会
  • ACP american academy of prosthodontics member
  • ITI international team
    for implantology 会員
  • AO academy of
    osseointegration 会員

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