名古屋「入れ歯が合わず食事の時は外していた」上顎オールオン4で固定式の歯を取り戻した症例

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症例

名古屋「入れ歯が合わず食事の時は外していた」上顎オールオン4で固定式の歯を取り戻した症例

オールオン4の症例

  • 治療前

  • 治療後

患者背景と症例概要

名古屋でオールオン4治療を検討されている方の中には、「入れ歯が合わず、食事のたびに外している」「人と会うときだけ入れ歯を付けている」「繰り返しの治療で前歯の見た目がボロボロになってきた」という、機能と見た目の両方のお悩みを長年抱えてこられた方が少なくありません。今回ご紹介する症例は、そうしたお悩みに対し、上顎オールオン4で固定式の歯を再建したケースです。

この患者様は、かなり以前に奥歯をすべて虫歯で失い、その後は奥歯だけの部分入れ歯を使用されていました。しかし、どんなに調整しても入れ歯がしっくり合わず、人と会うときだけ装着し、食事の際は外して過ごすという状況が長く続いていました。入れ歯は本来「噛むための道具」ですが、この患者様にとっては「見た目を取り繕うためだけの道具」になってしまっていたのです。

残っている前歯は、近隣の歯科医院で被せ物やプラスチックの詰め物により補修を重ねながら使ってこられましたが、長年の繰り返し治療により材料の劣化や見た目の不自然さが目立つようになり、とても気にされていました。

診査の結果、残存歯の長期的な保存は困難と判断し、当院では残っている歯をすべて抜歯したうえで、インプラントを用いた固定式の「オールオン4」による治療をご提案しました。オールオン4と総入れ歯の違いについては【完全比較】オールオン4と総入れ歯の違いのページで詳しく解説しています。ご自身に近い症例をお探しの方は名古屋のオールオン4症例一覧もあわせてご参照ください。入れ歯が合わないお悩みの原因と対処については総入れ歯の痛み・ずれ・外れで悩む方へでも整理しています。

症例まとめ

同じような状態から始めた方の記録です

ご自身に当てはまるかどうかは、拝見すればお伝えできます。初回無料相談(30分)は、話を聞くだけのご利用も歓迎しています。

・主訴:入れ歯が合わず食事の時は外している、前歯の見た目が気になる
・来院背景:奥歯を全て喪失し部分入れ歯を使用も適合せず、前歯は繰り返し治療で劣化
・最終治療方針:上顎残存歯の全抜歯→即時義歯→理想位置での義歯再設計→上顎オールオン4
・使用インプラント:ストローマン BLX 4本
・術式:サージカルガイドを用いた埋入+当日仮歯装着
・デジタル技術の活用:最終補綴の完成前工程を通院2回で完了(従来は4回程度)
・治療期間:約9ヶ月
・費用:3,600,000円(自由診療)
・下顎:費用のご都合により今回は対象外(将来的にインプラント治療を計画)

初診時の診断

初診時には、口腔内診査、パノラマX線、歯科用コーンビームCT、咬合診査、現使用義歯の評価、残存歯の保存可否判定を行いました。本症例の診断の中心は「現在の噛み合わせがどうなっているか」と「最終的な歯をどこに配置すべきか」の2点でした。

残存歯と既存修復物の評価

上顎前歯部の残存歯は、長年にわたる被せ物とレジン修復の繰り返しにより歯質の残存量が乏しく、材料の劣化・変色・辺縁の不適合が進行していました。再修復を重ねても同じサイクルを繰り返すことが予測され、長期的な視点では保存にこだわることが患者様の利益にならないと判断しました。

咬合の診断と「最終的な歯の位置」

私が本症例で最も重視したのは、現在の噛み合わせの精密な診断です。オールオン4では、最終的な歯がどこに来るかによって、インプラントの位置・深さ・本数が決まります。

「とりあえず骨があるところにインプラントを入れる」という方法は広く行われていますが、この順序で治療を進めると、最終的な補綴物が出来上がったときに「思っていたのと違う」「喋りにくい」「うまく噛めない」といった問題が生じる可能性があります。そうなってからでは、患者様に慣れていただくしかありません。大きな費用を投じたのに満足度の低いオールオン4になる、という最も避けるべき結果につながりかねないのです。

ご自身の歯と比べて、気になった点はありますか

「私の場合も同じようにできますか」の一言で構いません。写真やレントゲンをお持ちでしたら、それも一緒にどうぞ。

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院長が確認のうえお返事します。ご来院やご契約を前提としたご案内はいたしません。

骨量の条件については【保存版】骨が少ない方のオールオン4完全ガイドも参考にしてください。骨造成が必要となるケースの考え方はインプラント前に行うGBRとは?|骨が足りない場合の骨造成で解説しています。

治療計画と設計思想

治療選択肢の比較

①部分入れ歯の再製作+前歯の再修復
現状の延長です。入れ歯の不適合と前歯の劣化サイクルという根本問題が解決されないため、ご要望に届かないと判断しました。

②総入れ歯
全抜歯後に取り外し式で対応する方法です。費用は抑えられますが、この患者様は「入れ歯が合わない」ことこそが長年の悩みの本質であり、選択肢として適合しませんでした。

③オールオン4(本症例で採用)
4本のインプラントで固定式の歯列を支える方法です。取り外し不要で、入れ歯特有の違和感や動きから解放されます。各治療法の利点と注意点の比較は名古屋で歯がほとんどない方の治療法【完全比較】で、費用の考え方は名古屋オールオン4費用相場の完全ガイドで詳しく解説しています。

設計思想

「即時オールオン4」をあえて選ばなかった理由

オールオン4には、抜歯当日にインプラントを埋入してその日のうちに固定式の仮歯まで装着する方法があります。当院でも条件が揃えばこの方法を行いますが、本症例ではあえて「一度入れ歯の期間を挟む」段階的アプローチを選択しました。

理由は、最終的なオールオン4の精度です。

まず抜歯と同時に即時義歯を装着し、入れ歯を実際に使っていただきました。そのうえで、現在の歯の位置とは異なる「理想的な位置」に入れ歯の人工歯を再配置し、最終的なオールオン4の形をあらかじめ入れ歯上で再現しました。この「理想形が検証済みの入れ歯」をもとにインプラントの計画を行うことで、最終的な歯の位置から逆算した正確な埋入計画が可能になります。

写真では分からない部分にこそ、診断が要ります

歯ぐきの状態や噛み合わせは、実際に拝見してはじめて判断できます。初回無料相談(30分)で、今の状態をご説明します。

WEBで予約する(24時間受付)電話する 052-265-8996

入れ歯の期間を挟むことのメリットは計画精度の向上ですが、デメリットは入れ歯で過ごす期間が生じることです。当院ではこのメリットとデメリットを患者様に必ずご説明し、抜歯と同時にインプラントを入れる即時法か、本症例のように入れ歯を挟む段階法かを、相談のうえで決めています。どちらが正解ということではなく、患者様の優先順位(期間か、精度か)によって最適解が変わります。

埋入計画とサージカルガイド

使い慣れていただいた義歯を用いてインプラントの計画を行い、ストローマン BLX 4本での埋入を決定しました。計画データから正確にデザインしたサージカルガイドを製作し、手術ではガイドに従って計画位置に埋入しています。診断時の設計をそのまま口腔内に再現できることが、ガイデッドサージェリーの最大の価値です。

咬合接触と清掃性

最終補綴物は、義歯段階で検証済みの理想的な歯の位置をそのまま引き継いで製作しました。咬合接触は均等に配分し、ブリッジ下面には清掃器具がアクセスできる形態を確保しています。

手術と治療経過

手術概要

・埋入本数:4本(上顎)
・インプラント体:ストローマン BLX
・術式:サージカルガイドを用いた埋入
・仮歯:手術当日に装着

手術は計画通りに完了し、4本すべてで良好な初期固定が得られたため、同日に仮歯を装着することができました。抜歯から仮歯までの流れの中で、患者様が歯のない状態で過ごす期間はありませんでした。

手術当日の流れについては抜歯から仮歯までの流れを時系列で解説で、当日に仮歯が入るかどうかの判断基準はオールオン4で当日仮歯が可能かどうかはいつ決まる?でも解説しています。

術後経過

術後の腫脹・疼痛は処方薬でコントロール可能な範囲に収まり、創傷治癒は概ね順調に推移しました。感染などの合併症は認められませんでした。

デジタル技術による効率的な補綴製作

3ヶ月の治癒期間を経てインプラントの安定を確認したのち、最終的な補綴物の製作に入りました。ここで活躍したのがデジタル技術です。

従来の方法であれば、印象採得・咬合採得・試適・完成と4回程度の通院が必要な工程ですが、口腔内スキャンとデジタル設計を活用することで、完成前の工程を2回の来院で終えることができました。通院負担の軽減は、特にお仕事をお持ちの患者様にとって大きな価値があります。

装着後の管理についてはインプラントを長持ちさせるには?(メンテナンス総合ガイド)をご参照ください。

術後評価

最終補綴装着後の評価では、咬合接触は設計通り均等で、義歯段階で検証した理想的な歯の位置が正確に再現されていることを確認しました。長年「外して食事をしていた」状態から、固定式の歯で食事ができる状態への機能回復が達成され、前歯部の審美性も大きく改善しています。

なお、今回は費用のご都合により上顎のみの治療となりましたが、患者様は今後、下顎にもインプラント治療を行うご予定です。全体を一度に治療することが難しい場合でも、優先順位をつけた段階的な治療計画は十分に可能です。

長期管理と歯科医師の解説

定期メンテナンス

費用のこと、通院回数のこと、どれでも構いません

この症例について聞きたいことがあれば、文章でお答えします。

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院長が確認のうえお返事します。ご来院やご契約を前提としたご案内はいたしません。

オールオン4の長期予後は装着後の管理で決まります。当院では3〜4ヶ月ごとの定期メンテナンスを行っており、インプラント周囲組織のプロービング、X線による周囲骨の評価、咬合接触の再評価、スクリューの緩み確認、専門的なクリーニングを実施しています。インプラント周囲の病気の予防についてはインプラントを長持ちさせる方法|メンテナンス頻度と周囲炎予防の基準で詳しく解説しています。

よくあるご質問

質問1:抜歯当日にオールオン4の仮歯が入る方法と、入れ歯を挟む方法はどちらが良いですか

優劣ではなく、優先順位の問題です。治療期間の短さを優先するなら即時法、最終補綴の計画精度を優先するなら入れ歯を挟む段階法に利点があります。当院では両方の利点と欠点をご説明し、相談のうえで決めています。

質問2:なぜ「骨があるところに入れる」のでは駄目なのですか

インプラントは最終的な歯を支えるための土台です。歯の位置を決めずに土台の位置を先に決めると、出来上がった歯の位置が理想からずれ、話しにくさや噛みにくさにつながる可能性があります。当院では最終的な歯の位置から逆算して埋入位置を決めています。

質問3:上顎だけ先に治療して、下顎は後からでも大丈夫ですか

可能です。本症例も費用のご都合により上顎を優先し、下顎は将来の治療として計画しています。優先順位をつけた段階的治療は現実的な選択肢です。

質問4:通院回数はどれくらいかかりますか

本症例ではデジタル技術の活用により、最終補綴の完成前工程を2回の来院で終えられました。従来法では4回程度必要な工程です。症例により異なりますので、治療計画時にご説明します。

質問5:費用は分割払いに対応していますか

当院ではデンタルローンや分割支払いに対応しています。自由診療であるため医療費控除の対象となりますので、領収書の保管をおすすめします。

歯科医師からのコメント

今回の症例で私が最も重要だと考えたのは、「オールオン4の成否は埋入前の計画で決まる」ということです。

「とりあえず骨のあるところにインプラントを入れて、歯は後から考える」という進め方は、手術としては成立しても、補綴としては失敗するリスクを抱えています。本症例では、あえて入れ歯の期間を挟み、理想的な歯の位置を入れ歯上で検証・確定させてからインプラントを計画するという、遠回りに見えて最も確実な手順を選択しました。

この方法の価値は、患者様が「完成形を事前に体験できる」ことにもあります。入れ歯の段階で歯の位置・見た目・発音を確認できているため、最終的なオールオン4が「思っていたのと違う」というリスクを最小化できます。

一方で、この方法には入れ歯で過ごす期間が必要です。即時法と段階法のどちらを選ぶかは、患者様の生活状況とご希望を伺いながら、一緒に決めていくものだと考えています。

ご自身の場合はどうなるか、確かめてみませんか

初回無料相談(30分)の空き状況です。その場で治療を決めていただく必要はありません。

長期予後については、3〜4ヶ月ごとの定期メンテナンスを継続しながら、将来の下顎治療も含めた長期的な口腔管理計画を患者様と共有し、進めてまいります。

治療のリスク・副作用・費用・期間

治療内容:上顎残存歯の抜歯、即時義歯、上顎オールオン4(ストローマン BLX 4本)

治療期間:約9ヶ月(抜歯・即時義歯期間・埋入・治癒期間・最終補綴製作を含む)

費用:3,600,000円
オールオン4治療は自由診療であり、費用はインプラント本数、上部構造の素材、追加処置の有無により変動します。

主なリスク・副作用:

・術後に腫れや疼痛が生じる可能性があります
・創部の感染、出血の可能性があります
・骨の状態によっては骨造成が必要となる場合があります
・初期固定の状況により、当日の仮歯装着を見送る場合があります
・インプラント周囲炎を発症する可能性があるため、定期的なメンテナンスが不可欠です
・上部構造の破損、スクリューの緩み、咬合変化に伴う調整・修理が必要になる場合があります
・治療結果・経過・期間には個人差があります

名古屋でオールオン4治療を検討されている方へ

オールオン4治療では、

・骨の状態
・噛み合わせ
・補綴設計
・インプラントの埋入位置

などを総合的に診断することが重要です。
当院のオールオン4治療の考え方や治療の流れについては以下のページで詳しく解説しています。

 

当院では骨量不足症例や重度歯周病症例、多数歯欠損症例など、さまざまなオールオン4治療を行っています。
ご自身に近い症例を探したい方は以下の症例一覧も参考にしてください。

関連する内容は、以下のページでもご説明しています。

監修者情報

EDEN DENTAL OFFICE (エデン デンタル オフィス)

院長 村井亮介

名古屋中区の伏見駅から徒歩2分の「エデンデンタルオフィス」では、米国補綴専門医の資格を持つ院長が、10年、20年先を見据えた精密な治療を提供します。歯科医院特有の緊張感を和らげるため、家族のように寄り添う丁寧な対話を重視。患者様の背景や「どうなりたいか」という想いを深く汲み取り、できる限りの最高の治療クオリティーを常に心掛けております。

経歴

  • 愛知学院大学歯学部歯学科卒業
  • 大手歯科医療法人勤務
  • インディアナ大学歯学部補綴科卒業

資格

  • 米国補綴専門医

所属学会

  • 日本補綴歯科学会
  • ACP american academy of prosthodontics member
  • ITI international team
    for implantology 会員
  • AO academy of
    osseointegration 会員

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