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金属床の修理・リベース(裏打ち)はできる?|名古屋・伏見の補綴専門医
金属床の修理は、「どこが壊れたか」で直し方が変わります
結論から言うと、金属床の入れ歯も、多くの場合は修理できます。ただし、金属の部分、ピンクの樹脂と人工歯の部分、その境目のどこが壊れたかで、直し方と期間が変わります。
一方、裏打ち(内側の合わせ直し)は、金属床では基本的にできません。合わなくなったときは、調整で整えられる範囲を確かめ、それを超える場合は作り直しを考えます。
「金属床の人工歯が取れた」「金属床でも裏打ちはできるの?」。名古屋でも、こうしたご相談をいただきます。金属床に特有の修理と裏打ちの考え方を整理します。
この記事で分かること。
- 壊れた場所ごとの、直し方の違い
- 金属床の裏打ちが、基本的にできない理由
- 保険の入れ歯と、修理の前提が違う理由
入れ歯治療の全体像は、以下のページにまとめています。
まず、今の状態を確かめてください
| 状態 | 目安 |
|---|---|
| 人工歯が取れた・欠けた | 早めにご相談を |
| 樹脂が金属から外れた | 早めにご相談を |
| 金属の部分が折れた | 破片を持ってご相談を |
壊れた場所で、直し方が変わります
金属床の入れ歯は、金属の枠に、ピンクの樹脂と人工歯を組み合わせて作られています。どこが壊れたかで、修理の方法が変わります。
| 壊れた場所 | 主な直し方 |
|---|---|
| 人工歯・樹脂の部分 | 付け直し・足し直し |
| 樹脂と金属の境目 | 接着の処理をしてつなぐ |
| 金属の部分 | 技工所で溶接など |

図:金属床の壊れた場所と直し方
金属床に特有の壊れ方がある
英国の技工所を対象にした調査では、入れ歯の修理のうち、人工歯の外れが33%、真ん中の割れが29%でした。同じ調査では、金属床の入れ歯に特有の壊れ方として、樹脂の部分が金属から外れることが挙げられています。
境目は、貼り直すだけでは足りない
樹脂と金属は、そのままではくっつきにくい組み合わせです。国内の研究では、接着の成分を含む樹脂が、コバルトクロム合金などの金属にくっつき、温度の変化を繰り返したあとも接着の強さを保ちました。研究では、壊れた入れ歯の修理にも使えるとされています。
境目が外れたときは、金属の側に接着のための処理をしてから、樹脂をつなぎ直します。
金属の部分も、直せる場合がある
補綴学会誌の研究では、入れ歯の金属部分の修理は以前は難しかったものの、レーザー溶接で可能になったとされています。同じ金属どうしでは、十分な強さで溶接できました。違う金属どうしは、組み合わせによって結果が違いました。
金属の部分の修理は、技工所での作業になるため、入れ歯をお預かりします。
金属床の裏打ちは、基本的にできません
あごの土手は、年齢とともにやせていきます。金属床でも、時間がたつと内側にすき間ができて、合わなくなります。
樹脂の入れ歯なら、内側を一層削って新しい材料を足す「裏打ち」で合わせ直せます。しかし金属床は、粘膜に触れる面の多くが金属です。金属は、削ったり足したりして形を変えることができないため、裏打ちは基本的にできません。
日本歯科医師会の資料でも、樹脂の入れ歯は修理や裏打ちがしやすい一方、金属床は裏打ちなどがしにくいと説明されています。
合わなくなったときの考え方
| 合わなくなったとき | 考えること |
|---|---|
| 一部が当たって痛い | 当たる所の調整 |
| 全体が緩い・浮く | 作り直しを考える |
| 割れた・外れた | 修理 |

図:金属床が合わなくなったときの考え方
当たる所を少し整える調整はできます。ただ、あごがやせて全体が緩くなった場合は、内側を合わせ直す方法がとれないため、作り直しを考えることになります。
樹脂の入れ歯との、いちばんの違い
樹脂の入れ歯は、合わなくなっても裏打ちで使い続けられることがあります。金属床は、その手段が基本的にとれません。薄さや熱の伝わりやすさと引き換えに、あごの変化に合わせて直しにくい入れ歯だということを、作る前に知っておいてください。
だからこそ、近いうちに抜く歯がないか、あごの形が落ち着いているかを、作る前に確かめることが大切です。作ったあとは、定期的に合いを確かめ、ずれが小さいうちに調整します。
私は、設計の段階で「あとで直せる余地」を残します
金属床のご相談で、私が大切にしているのは、壊れたときに直せる余地を残し、合わなくなりにくい時期に作ることです。
技工を自分の手で行ってきたので、金属床の枠は、今の歯並びとあごの形に合わせて一体で鋳造するものだと知っています。あとから大きく形を変えることはできません。
- 近いうちに抜く歯がないかを、先に確かめる
- 人工歯の交換がしやすい形にする
- 金属と樹脂の境目の位置を、修理も考えて決める
金属床が壊れたり合わなくなったりしたときは、修理の可否だけでなく、もともとの設計がその口の変化に合っていたかも見直します。
修理の前に、お願いしたいこと
- 壊れた破片や、取れた人工歯は捨てずに持ってくる
- 瞬間接着剤などで、ご自分で付けない
- いつ、何をしていて壊れたかをメモする
壊れた理由が分かると、同じ場所がまた壊れるのを防ぐ手がかりになります。
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他院で作った金属床のご相談は、以下の記事もご覧ください。
名古屋・伏見で「金属床の修理」を相談するなら
壊れたまま使い続けると、割れが広がったり、支えの歯に負担がかかったりします。様子見より相談を先にしていただければ、どこがどう壊れていて、直せるかをお伝えできます。
当院での進め方は、壊れた場所、金属の枠の戻り方、噛み合わせ、支えの歯を確認するところからです。そのうえで、その場で直せるか、技工所での修理か、調整か、作り直しを考えるかを分けてご説明します。他院で作った金属床でも、まずはお持ちください。
地下鉄伏見駅6番出口から徒歩2分です。名古屋市内・愛知県内から通われる方が多くいらっしゃいます。
よくあるご質問
金属床の入れ歯は、修理できますか?
多くの場合は修理できます。人工歯や樹脂の部分は付け直しや足し直しで、金属の部分は技工所での溶接などで対応します。壊れた場所によって、期間や方法が変わります。
金属床でも、裏打ちはできますか?
金属床は粘膜に触れる面の多くが金属のため、裏打ちは基本的にできません。当たる所の調整はできますが、全体が緩くなった場合は作り直しを考えます。
他院で作った金属床でも、直してもらえますか?
拝見してから判断します。使われている金属の種類や設計によって、直し方が変わるためです。壊れた破片や取れた人工歯も、捨てずにお持ちください。
※お口の状態には個人差があり、適した治療や結果は人によって異なります。
検査・診断のうえ、費用・期間・主なリスクをまとめてご説明します。
監修者情報

EDEN DENTAL OFFICE (エデン デンタル オフィス)
院長 村井亮介
名古屋中区の伏見駅から徒歩2分の「エデンデンタルオフィス」では、米国補綴専門医の資格を持つ院長が、10年、20年先を見据えた精密な治療を提供します。歯科医院特有の緊張感を和らげるため、家族のように寄り添う丁寧な対話を重視。患者様の背景や「どうなりたいか」という想いを深く汲み取り、できる限りの最高の治療クオリティーを常に心掛けております。
経歴
- 愛知学院大学歯学部歯学科卒業
- 大手歯科医療法人勤務
- インディアナ大学歯学部補綴科卒業
資格
- 米国補綴専門医
所属学会
- 日本補綴歯科学会
- ACP american academy of prosthodontics member
- ITI international team
for implantology 会員 - AO academy of
osseointegration 会員
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