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家族の代理相談でできること・できないこと|名古屋・伏見の補綴専門医
家族だけの相談は、「本人を診る前の準備」として役に立ちます
結論から言うと、ご家族だけの相談でできるのは、今の様子を伝え、考えられることと進め方の見通しを聞くことです。一方、診断や治療、入れ歯の調整は、ご本人を診察しないとできません。
家族だけの相談は、本人を診る前の準備と考えてください。ご本人の同意があれば、当院ではご家族だけでのご相談もお受けしています。
「親が歯医者に行きたがらないので、先に家族だけで話を聞きたい」「本人がいなくても相談できる?」。名古屋でも、こうしたご相談をいただきます。家族だけの相談でできること・できないことと、準備を整理します。
この記事で分かること。
- 家族だけの相談で、できること・できないこと
- 本人の同意が必要な理由
- 相談の前に準備しておくもの
入れ歯治療の全体像は、以下のページにまとめています。
まず、今の状況を確かめてください
| 状況 | 目安 |
|---|---|
| 痛がる・口に傷がある | 本人の受診を急いで |
| 本人が受診を嫌がる | 家族だけで先に相談を |
| 本人と話ができていない | 同意を確かめてから |
家族だけの相談で、できること・できないこと
| できること | できないこと |
|---|---|
| 様子を伝え、見通しを聞く | 診断をつける |
| 今の入れ歯を見てもらう | 治療・調整をする |
| 受診の進め方を相談する | 合わない原因を確定する |

図:家族だけの相談でできること・できないこと
診察なしに、治療はできない
歯科医師法では、歯科医師は、自ら診察しないで治療をしてはならないと定められています。入れ歯が合わない原因は、入れ歯だけでなく、歯ぐきや残っている歯、噛み合わせを合わせて見て、初めて分かります。
そのため、ご家族だけの相談では、お持ちいただいた入れ歯や資料から読み取れる範囲でのご案内になります。ご本人が同席される場合や、オンラインでお顔を見ながらお話しできる場合は、より具体的にお伝えできます。
今の入れ歯から、分かることもある
ご本人がいなくても、ふだん使っている入れ歯をお持ちいただくと、分かることがあります。人工歯のすり減り方、割れや修理の跡、内側の当たりの跡などから、使い方や当たっていそうな場所の見当がつきます。
ただし、それだけで「原因はこれ」とは言えません。入れ歯から読めることと、ご本人を診ないと分からないことを分けてお伝えします。
本人の同意が、相談の出発点です
家族に説明するときも、本人の同意を確かめる
厚生労働省などのガイダンスでは、ご家族に病状を説明するときは、あらかじめ本人に、説明する家族を確認し、同意を得ることが望ましいとされています。病歴などの情報を取得するときも、原則として本人の同意が必要とされています。
一方で、重い認知症などで判断が難しい場合は、本人の同意を得ずに、ご家族に説明できる場合があるとされています。その場合も、本人の状態が戻れば、本人に説明することが求められています。
本人の気持ちを、置き去りにしない
厚生労働省の意思決定支援のガイドラインでは、家族は、同居しているかどうかにかかわらず、本人を理解するための重要な存在とされています。そのうえで、家族も本人の意思を尊重する姿勢が大切だとされています。
訪問歯科で新しく作った入れ歯を調べた国内の研究では、使われなかった入れ歯の多くは、入れ歯を使った経験がない方のものでした。ご家族が「作ってほしい」と思っていても、ご本人の気持ちや慣れが追いつかなければ、使われない入れ歯になってしまいます。
私は、家族のメモを「設計の材料」として伺います
ご家族からのご相談で、私が大切にしているのは、ご家族が見ている日常の様子です。ご本人の訴えと同じくらい、入れ歯の形を考える材料になるからです。
技工を自分の手で行ってきたので、入れ歯の形や大きさ、着け外しのしやすさは、誰が手入れをするかによっても変わることを知っています。
相談の前に、準備していただきたいもの
- ふだん使っている入れ歯(古い入れ歯もあれば)
- いつから、どの場面で困っているかのメモ
- 何を食べなくなったか、どこを痛がるか
- 着け外しや手入れを、誰がしているか
- 持病と、飲んでいるお薬が分かるもの

図:家族の相談の前に準備するもの
ご本人がこれまで入れ歯を使ってきたか、どんな入れ歯なら使えていたか、どうしたいと思っているかも、分かる範囲で伺います。ご家族の「新しく作ってほしい」と、ご本人の「今のままでいい」がずれているときは、そのずれを一緒に整理するのが、最初の相談の役目だと考えています。
本人の受診につなげる
家族だけの相談のあとは、ご本人の受診につなげることが目標です。誘い方に迷うときは、声かけの記事もご覧ください。すでに受けた治療への疑問や、記録の扱いについては、別の記事で整理しています。
合っていないサインは親の入れ歯が合っていないサインの見つけ方で整理しています。
入れ歯をつけたがらない場合は入れ歯をつけたがらない親への対応、食事量の変化は食事量が減った高齢者と入れ歯の関係で書いています。
認知症がある場合は認知症の家族の入れ歯管理を参考にしてください。付き添いの準備は家族が付き添う歯科治療のすすめで書いています。
施設で暮らす場合は介護施設での入れ歯ケアと歯科との連携で書いています。
通院が難しい場合は通院が難しい高齢の親の入れ歯調整|家族ができることで書いています。作り替えの費用は、以下の記事で整理しています。
名古屋・伏見で「家族だけで入れ歯の相談」をするなら
ご本人が受診をためらっている間に、食べられる物が少しずつ減っていくことがあります。様子見より相談を先にしていただければ、今の入れ歯から読めることと、ご本人の受診までの進め方をお伝えできます。
当院での進め方は、ご本人の同意を確かめたうえで、ご家族から様子を伺い、お持ちいただいた入れ歯を拝見するところからです。そのうえで、考えられることと、ご本人に診察で確かめたいことを分けてご説明します。遠方のご家族には、Zoomでの事前相談もご用意しています。
地下鉄伏見駅6番出口から徒歩2分です。名古屋市内・愛知県内から、ご家族と一緒に通われる方も多くいらっしゃいます。
よくあるご質問
本人が来られなくても、家族だけで相談できますか?
ご本人の同意があれば、ご家族だけでのご相談もお受けしています。お持ちいただいた入れ歯や資料から読み取れる範囲でのご案内になり、診断や治療はご本人の診察が必要です。
家族だけの相談に、何を持って行けばいいですか?
ふだん使っている入れ歯、困っている場面のメモ、持病やお薬が分かるものをお持ちください。着け外しや手入れを誰がしているかも教えてください。
本人の同意は、どうしても必要ですか?
ガイダンスでは、家族に説明するときは本人の同意を得ることが望ましいとされています。重い認知症などで判断が難しい場合の扱いもあるため、状況をお聞かせください。
※お口の状態には個人差があり、適した治療や結果は人によって異なります。
検査・診断のうえ、費用・期間・主なリスクをまとめてご説明します。
監修者情報

EDEN DENTAL OFFICE (エデン デンタル オフィス)
院長 村井亮介
名古屋中区の伏見駅から徒歩2分の「エデンデンタルオフィス」では、米国補綴専門医の資格を持つ院長が、10年、20年先を見据えた精密な治療を提供します。歯科医院特有の緊張感を和らげるため、家族のように寄り添う丁寧な対話を重視。患者様の背景や「どうなりたいか」という想いを深く汲み取り、できる限りの最高の治療クオリティーを常に心掛けております。
経歴
- 愛知学院大学歯学部歯学科卒業
- 大手歯科医療法人勤務
- インディアナ大学歯学部補綴科卒業
資格
- 米国補綴専門医
所属学会
- 日本補綴歯科学会
- ACP american academy of prosthodontics member
- ITI international team
for implantology 会員 - AO academy of
osseointegration 会員
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