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通院が難しい高齢の親の入れ歯調整|家族ができること|名古屋・伏見の補綴専門医
通院の負担は、「回数」より「1回の中身」で減らせます
結論から言うと、通院が難しい親御さんの入れ歯は、通い方の工夫で負担を減らせることがあります。1回の来院で決められることを増やし、通う間隔を体調に合わせる方法です。通院そのものが難しくなってきたら、訪問歯科という選択肢もあります。
大切なのは、「通えないから」と入れ歯の不具合を先延ばしにしないことです。外来か訪問かは、体の状態と入れ歯の状態を見て選びます。
「足腰が弱って、歯医者に連れて行くのが大変」「何回も通うのは無理かもしれない」。名古屋でも、ご家族からこうしたご相談をいただきます。通院の負担を減らす工夫と、訪問歯科を含めた選び方を整理します。
この記事で分かること。
- 外来で通院の負担を減らす工夫
- 訪問歯科という選択肢と、その対象
- 外来と訪問の向き・不向き
入れ歯治療の全体像は、以下のページにまとめています。
まず、今の状況を確かめてください
| 状況 | 目安 |
|---|---|
| 付き添えば通える | 外来で負担を減らす相談を |
| 座っているのがつらい | 訪問歯科も含めて検討を |
| 痛くて食事が減った | 先延ばしせずご相談を |
外来で、通院の負担を減らす工夫
付き添えば通院できる場合は、外来のままでも、負担を減らす工夫ができます。
| 工夫 | ねらい |
|---|---|
| 予約の時間帯を選ぶ | 体調のよい時間に |
| 1回で見る所をまとめる | 来院の回数を抑える |
| 調整の間隔を相談する | 体調と家族の都合に合わせる |
| 今の入れ歯を活かせるか見る | 作り直しの工程を減らす |

図:外来で通院の負担を減らす工夫
今の入れ歯を活かすことも考える
新しく作るには、型取りから仮合わせ、装着、調整まで、何度かの来院が必要です。今の入れ歯を修理したり、内側を合わせ直したりして使える状態に戻せれば、通院の回数を抑えられることがあります。
訪問歯科で新しく作った入れ歯を調べた国内の研究では、使われなかった入れ歯の多くは、入れ歯を使った経験がない方のものでした。使い慣れた入れ歯を急に変えると、使われないこともあります。慣れを残す選択肢も、一緒に考えます。
名古屋市の相談窓口
名古屋市では、在宅歯科医療・介護連携室が、40歳以上で通院が難しい市民を対象に、訪問歯科診療などの相談に応じています。どこに相談すればよいか分からないときの窓口になります。
来院の前に、医院に伝えておきたいこと
- 杖や車いすを使っているか
- 長く座っていられる時間の目安
- 体調のよい時間帯
- 付き添う方の都合のよい曜日
予約のときに伝えておくと、待ち時間や診療の順番を考えた予定を組みやすくなります。
訪問歯科という選択肢
訪問歯科の対象は、「通院が難しい方」
保険の決まりでは、歯科の訪問診療の対象は、通院による歯科治療が困難な方とされています。通院が容易な方には、安易に行えないとも定められています。訪問先には、ご自宅のほか、老人保健施設や特別養護老人ホームなども含まれます。
介護保険には、歯科医師や歯科衛生士が自宅を訪ねる「居宅療養管理指導」という仕組みもあります。歯科衛生士などが、口の中や入れ歯の清掃を実際に指導するものです。
訪問でも、入れ歯の調整は行われている
特別養護老人ホームの入所者262名を調べた国内の研究では、訪問診療の内容のうち、入れ歯の調整が45.0%、入れ歯の修理が28.2%でした。痛い所の調整や修理は、訪問でも多く行われています。
歯科を受診していない方も多い
熊本の要介護の高齢者500人を調べた研究では、入れ歯を使っている方が82%いました。一方、過去1年に歯科を受診した方は36%、訪問歯科を利用した方は7%でした。必要があっても、受診につながっていない方が少なくないことがうかがえます。
私は、外来でしかできないことと、訪問でもできることを分けて考えます
通院が難しい方のご相談で、私がまず考えるのは、その方の入れ歯に必要な処置が、外来でないと進めにくいものか、訪問でもできるものかです。
| 処置 | 進めやすい場所 |
|---|---|
| 型取り・噛み合わせの記録 | 外来 |
| 痛い所の調整 | 外来・訪問 |
| 清掃の管理 | 外来・訪問 |

図:外来と訪問で進めやすい処置
技工を自分の手で行ってきたので、型取りや噛み合わせの記録は、診療台の姿勢や設備がそろうほうが進めやすいことを知っています。床の厚み、割れの有無、人工歯のすり減りを見て、今の入れ歯を活かせるかも判断します。
当院は外来での診療です。通院が負担な方ほど、1回の来院で内側の合い、噛み合わせ、バネを順に見て、その日に直す所と次回に回す所を分けます。体の状態が変わってきたら、外来を続けるか、地域の訪問歯科へ引き継ぐかを、これまでの入れ歯の記録とともにご相談します。
工程と回数は入れ歯は何日でできる?通院回数と期間で書いています。調整で何をするかは入れ歯の調整では何をする?回数・期間・調整の限界をご覧ください。
付き添いの準備は家族が付き添う歯科治療のすすめをご覧ください。本人が来られないときは家族の代理相談でできること・できないことで整理しています。
施設で暮らす場合は介護施設での入れ歯ケアと歯科との連携で書いています。
合っていないサインは親の入れ歯が合っていないサインの見つけ方で整理しています。
入れ歯をつけたがらない場合は入れ歯をつけたがらない親への対応を参考にしてください。食事量の変化は食事量が減った高齢者と入れ歯の関係で書いています。
認知症がある場合は認知症の家族の入れ歯管理をご覧ください。作り替えの費用は、以下の記事で整理しています。
名古屋・伏見で「通院が難しい親の入れ歯」を相談するなら
通えないからと入れ歯の不具合を先延ばしにすると、食べられる物が減り、外したままになることがあります。様子見より相談を先にしていただければ、通院の負担を抑えた進め方をお伝えできます。
当院での進め方は、今の入れ歯の合い、割れ、すり減り、噛み合わせを確認し、ご本人の体調と通院の事情を伺うところからです。そのうえで、今の入れ歯を活かせるか、何回ほどの来院になりそうか、訪問歯科も考えたほうがよいかをご説明します。
地下鉄伏見駅6番出口から徒歩2分です。名古屋市内・愛知県内から、ご家族と一緒に通われる方も多くいらっしゃいます。
よくあるご質問
入れ歯の調整は、何回も通わないといけませんか?
入れ歯の状態によりますが、1回の来院で見る所をまとめ、次の来院までの間隔を体調に合わせて決めることで、負担を抑えられることがあります。
訪問歯科は、誰でも頼めますか?
保険の決まりでは、訪問診療の対象は通院による治療が困難な方です。名古屋市の在宅歯科医療・介護連携室や、ケアマネジャーに相談すると、利用の仕方を教えてもらえます。
新しく作るより、今の入れ歯を直すほうがいいですか?
通院が難しい方では、修理や内側の合わせ直しで使える状態に戻せれば、来院の回数を抑えられることがあります。今の入れ歯を拝見して判断します。
※お口の状態には個人差があり、適した治療や結果は人によって異なります。
検査・診断のうえ、費用・期間・主なリスクをまとめてご説明します。
監修者情報

EDEN DENTAL OFFICE (エデン デンタル オフィス)
院長 村井亮介
名古屋中区の伏見駅から徒歩2分の「エデンデンタルオフィス」では、米国補綴専門医の資格を持つ院長が、10年、20年先を見据えた精密な治療を提供します。歯科医院特有の緊張感を和らげるため、家族のように寄り添う丁寧な対話を重視。患者様の背景や「どうなりたいか」という想いを深く汲み取り、できる限りの最高の治療クオリティーを常に心掛けております。
経歴
- 愛知学院大学歯学部歯学科卒業
- 大手歯科医療法人勤務
- インディアナ大学歯学部補綴科卒業
資格
- 米国補綴専門医
所属学会
- 日本補綴歯科学会
- ACP american academy of prosthodontics member
- ITI international team
for implantology 会員 - AO academy of
osseointegration 会員
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